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株の値段が決まる仕組み、成り行きと指し値

株の値段が決まる仕組み、成り行きと指し値

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(参考文献1から引用)株価は、市場の自由な経済活動によって決められることが大原則です。
しかし、市場を揺るがすような大きなニュースによって需給のバランスが急に崩れたり、過当な投機によって株価が大幅に変動したりして市場が混乱すると、投資家に思いもかけない損害を与えることにもなりかねません。
このような事態を防ぐために、証券取引所ではさまざまな規制を設け、取引を監視しています。
例えば、1日の価格変動幅は、前日の終値または最終気配を基準として、上下いくらまでとあらかじめ決められています。値幅いっぱいまで上がるとストップ高、下がるとストップ安と呼ばれ、それを超えて株価が変動することはありません。
場合によっては、情報が広く周知徹底するまでの一定期間、売買を停止することもあります。
では、同じ銘柄に売買注文が殺到した場合には、どのように株価を決定しているのでしょうか。
証券取引所では、オークション方式と呼ばれる方法で売買が行われています。
売買の注文には値段にこだわらない成り行き注文と値段を自分で指定する指値(さしね)注文がありますが、取引を成立させる場合にはまず、成行注文が優先されます。
さらに、指し値注文のなかでは、一番高く買いたいという注文と、一番安く売りたいという注文から優先的に取引を成立させていきます。
これが価格優先の原則です。
同じ値段で買いたい、または売りたいという人がたくさんいた場合に登場する3番目の原則が時間優先の原則、つまり早く注文を出した人から早いもの勝ちで取引を成立させていくのです。

株の値段がどのように決められるかの解説です。今はコンピューターが証券取引所に寄せられた大量の注文をすりあわせて売買を成立させています。

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まず、ストップ高(だか)とストップ安について。これは、1日の中で特定の銘柄の株価が極端に上下しないように、株価の変動幅に制限をつけたものです。

ストップ高やストップ安は通貨を売買するFXにはありません。そのため、FXでは理論上は通貨の価格が1日の中で倍になったりする可能性があります。実際にはほとんどないと思いますが。

それはなぜかを考えますと、第一に通貨は株価ほど大きく上下しにくいということがあるでしょう。

第二に、通貨は原則24時間、世界中で取引されていますから、株のように日本市場だけで値幅制限をしても効果が小さいからでしょう。

さて、ストップ高などはいわば、相場の過熱を冷ますための制度です。ストップ高やストップ安がなければ、その日のうちに株価が数倍になったり、数分の一になることもあるでしょう。

その点、ストップ高などがあれば、1日に株価が数十%上下すれば、それ以上には変動しないようになります。

すると、次の取引日が始まるまでに、投資家も冷静になれますし、過熱を冷ますようなニュースも出てくるかもしれません。

その意味で、ストップ高・安は株式投資の安全性を増していると思います。


株価を決める3原則

次に、あまり面白い話ではないですが、どうやって株価を決めるか、そのルールを解説します。

まず、成り行き注文優先の原則です。株の注文方法は大きく分けて成り行きと指し値があります。

成り行きとは、その時の価格で売買するという注文です。例えばある株を買いたいときに、証券会社に成行注文で買いを入れます。

すると、注文が証券取引所に届いたときについていた、もっとも安い売値で買えるのです。

一方、指し値とは、いくら以下なら買う(売る)という条件をつけてする注文です。例えばある株を「1万円で買う」と指値すれば、株価が12000円のときには買えませんが、1万円以下になれば買えるのです。

さて、株価を決定するときには、成行注文が優先されます。その後に条件が合えば、指値注文が約定します。

次に価格優先の原則です。例えば美術品のオークションでは、モナリザを100億円で買うという人と、101億円で買うという人がいたら、後者が優先されますね。

株価でも同じ事です。この原則があることで、株を売る方は高い買値が優先されるので高く売ることができ、買う方は安い売値が優先されるので安く買えるのです。

最後に時間優先の原則です。これも美術品のオークションと同じで、同じ値段をつけるなら早く手を上げたほうが勝ちです。


ザラバ方式と板寄せ方式

ザラバ方式と板寄せ方式という言葉もあります。ザラバ方式とは、市場が開いている時間中(ザラ場)は、継続して注文をすりあわせるやり方です。

通常の証券取引はザラバ方式です。

板寄せ方式とは、取引時間をいくつかの節に区切って、その度に注文をすりあわせて価格を決定する方法です。

板寄せは商品先物取引で行われていましたが、最近はザラバ方式への移行が目立っています。

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