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業績や人気で株価は動く

業績や人気で株価は動く

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(参考文献1から引用)(株式の)需要と供給のバランスに影響を与え、株価を動かす要因にはいろいろなものがありますが、なかでも最大の影響力を持っているのが、対象企業の業績です。
例えば業績が伸びている企業であれば、配当金が増えるかもと期待が高まり、その企業の株を買う人が増えるため、株価は上がっていきます。
反対に赤字経営が続いている企業では、配当金も支払われず、とうぜんのことながら、その企業の株を買う人は少なくなります。その結果、株価も下がります。
ただし、ここでいう「業績」とは、あくまでもこれから先の予測であるということです。
なぜなら過去や現在の業績は投資家にとって周知の事実。むしろ投資家が注目しているのは、業績が今後どうなっていくかという業績予想です。
このことからも株価は一歩先を見越して動いているといえます。
もちろん、企業の規模が大きければ大きいほど、売上高や利益の金額も多くなるのが自然です。従って、複数の企業の業績を比較する場合には、1株当たりの利益の推移を重点的にチェックするとよいでしょう。
株価は実際の業績だけでなく、人気や流行によっても大きく左右されます。
株式市場の動きはファッションに流行に似ているといわれます。(中略)この企業がよい!と自分だけが思っていても株価はあがりません。
他の多くの投資家がよい銘柄だ!と思わなければ、株価は上がらないのです。
(中略)人気は時として理屈では測れないこともあります。業績はよくないのになぜか人気が高く、常に業績がよい優等生企業の株価を上回るということもありうるのです。

株価は主に業績によって動くという解説です。

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なぜ投資家が株を買うのかを考えてみましょう。その目的は配当金か、値上がり益(キャピタルゲイン)か、あるいは株主優待でしょう。

その会社の経営権を握りたいというのは例外的なのでここでは除外します。

ちなみに財務のよい、つまりお金の余っている企業の株式を買い集めて、あるいは他の株主から委任状を集めて、株主総会で多くの配当をするように求めるようなファンドもあります。

こうすれば配当金が増えますし、それを狙って株価が上がるかもしれないというわけです。ただ、企業が配当を抑えて内部留保などに充てるのも戦略ですから、私はこうしたやり方は好きではありません。


業績が良ければ株価が上がる

それはともかく、多くの株主は配当金か株価の値上がりを狙っているといえます。

そして、どうせ買うなら配当金がたくさんもらえる(配当利回りの高い)銘柄がよいですね。

例えば株価が1万円で100円の配当をしてくれれば配当利回りは1%ですが、1000円の配当をしてくれれば10%ですから。

ただし配当が高いから必ず良いとは限りません。業績が悪いときに無理に配当を出せば財務が悪化してしまいます。それに、配当を抑えて研究開発費に充てるというのも立派なやり方です。

まあ、単純に言えば配当を多くしてもらえるほうがうれしいです。すると、業績がよい(利益が大きい)企業はその分、配当も増やせます。

というわけで、業績が好調な企業は配当金が増えることを期待できるので、買われやすいというわけです。

買う人が増えれば、株価が上がります。すると、売買差益も得られます。そこで、キャピタルゲイン狙いの投資家も買います。さらに値上がりします。

こうして、業績がよさそうだと思われた銘柄は、株価が上がるのです。

ただ、引用記事にあるように株価は将来を見越して動いていますので、特にファンダメンタルズ重視の投資家は将来の業績を重視して株を売買します。

具体的には、企業の発表する業績の予想などを参考にします。ただ、株価でも業績でも将来を予測するのは難しいです。

例えば、将来業績が上向きそうだと思って株を買ったが、経営環境が一変して実際の業績が悪化したので、株価が大きく下がるということもあります。

いずれにせよ、企業の業績が株価を動かす要因であることは間違いありません。


人気と流行

株価は需要が供給を上回れば上回るほど上がります。平たく言えば、「欲しい人が増えれば増えるほど株価が上がる」のです。

これはAKB48のじゃんけん大会のチケットを欲しい人が増えれば増えるほど、チケットの価格が上がるのと同じ理屈です。

そのため、業績以外でも、なにか需要が増える原因があれば株価は上がります。

具体例を出すのは難しいですが、例えばマイクロソフトの株価がアメリカで急上昇すれば、同社の業績予想などは気にしなくてもブームにつられて自分も買うということが起きます。

これは人気の一例でしょう。

あるいは、業績好調な企業の属する業種で他の銘柄も釣られて値上がりするとか、連想買い(例えば自動車関連銘柄が好調なので石油産業の銘柄を買う)というのも人気と言えます。


株式投資は美人投票

「自分がよいと思う銘柄ではなく、多くの人がよいと思う銘柄を買え」というのは、経済学者のケインズの話が有名です。

ケインズは、自分も株式売買をしていたそうです。結果的には儲かったという説と、損したという説があるようですが(笑)。

そのケインズが面白い事を言っています。「株式投資は美人コンテストだ」というのです。

美人コンテストで自分がこの人はすごく美人だ、と思って投票しても、その美人が他の人の票も集めなかったらその美人は優勝できません。

そうでなく、「多くの人が美人だと思うであろう人に票を入れなさい」ということをケインズは説いているのです。

これは面白いですね。結局、自分以外にも多くの人が「この銘柄はよい」と思ってくれないと、株価が上がらないからです。

このように、相場の世界は「多くの人が正しいと思ったことが正しい」ということがよくあります。現在、日本円は76円台です。かなりの円高で私は行き過ぎだと思っています。

しかし、例えばファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)がなんであろうと、円の理論価値がいくらであろうと、相場で決まったレートが円のレートなのです。

そのため、相場においては自説にこだわり過ぎるのは危険です。「相場のことは相場に聞け」ということです。理論は時として間違いますので、株価や為替のレートをそのまま受け入れることが必要です。

引用記事にあるように、業績のよい銘柄より業績はよくなくても話題になっている銘柄の方が株価が高いということはしょっちゅうあります。ここが株式投資の面白さでもあります。

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