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ストップ高などの制限値幅、権利確定日と配当落ち

ストップ高などの制限値幅、権利確定日と配当落ち

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(参考文献1から引用)(株式相場での)極端な値動きを避けるために、株式市場ではあらかじめ1日に最大限動いてもよい値幅(制限値幅)が決まっています。
制限値幅いっぱいまで株価が上がったときがストップ高、下がったときがストップ安なのです。
制限値幅は、株の価格帯ごとに決まっています。
(中略)企業が配当金を支払ったり、株式分割を行ったりする場合には、その配当金や分割株を受け取る権利がある株主を特定するために、権利確定日を定めています。
これらの権利を得るには、権利確定日の前日までに受け渡しが終了していなければなりません。
受け渡しは、売買成立の日を含めて4営業日目に行われます。つまり、権利確定日から起算して5営業日前が権利を得るための最終日ということ。
権利確定日から起算して4営業日前の日は権利落ち日と呼ばれています。
また、配当金の場合にも同様の権利確定日があり、配当金を受け取る権利がなくなることを配当落ちと呼んでいます。

ストップ高、ストップ安はときどきニュースでも話題になります。

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株価は買い注文が売り注文より多くなれば、多くなった分だけ上がります。あるいは、逆に最近はJALがそうでしたが、業績不振などによって倒産とか、上場廃止となれば、株価が売り込まれて暴落します。

このように株価は需要と供給のバランスによって上下しますので、一日のうちでいくらでも暴騰したり、暴落したりする可能性があります。

そこで、短期間で株価が急激に変動するのはまずいので、それを防ぐために設けられたのが値幅制限です。

ちなみにFXなどで売買できる外国為替には、値幅制限がありません。


目的

その日の市場が終われば、次のザラバまで売買することは出来ません。ただし最近は市場外でPTS(私設取引システム)を使って売買は出来ますが。

そうすると、次の日までの間に投資家にとっては、冷却期間が設けられます。市場を冷静にするようなニュースも出てくるかもしれません。

そうすれば、1日のうちに株価が極端に変動しないようにしてあるので、次の日には市場が落ち着いて、株価の急変を防げるかもしれません。

これが制限値幅がなかったら、1日のうちで株価が何倍にもなったり、数分の一になる可能性もあります。そうなってしまえば、その後に市場を冷静にさせるニュースが出てももはや遅いですし、あるいは株価が逆方向に大きく動いてしまうかもしれないのです。

つまり、値幅制限があることで、短期間で投資家に大きな損失がでないようになっているのです。

ところで制限値幅は、株価によって決められています。一般には1日で最大2割前後までしか株価が動かないようになっています。

ストップ高はその銘柄をすでに保有している投資家にとってはとてもうれしいことですが、ストップ安なら逆に地獄に突き落とされたような悲劇です(幸い、私は経験がありません)。

通常の株価変動でストップ安になってしまうのはしかたありませんが、倒産や上場廃止などによるストップ安は、安全性の高い銘柄を選ぶことで防ぐことが可能です。

やはり株式投資は第一に安全性を優先すべきだと思います。


権利確定日

次に権利確定日についてです。私たちが株を売買するということは、その企業にとっては株主が入れ替わるということです。

しかしそれでは、配当金を支払ったり、株式分割で株を割り当てたり、株主優待を送ったりする株主をだれにすれば良いのかが難しくなります。

そこで、一定の日に株主である人を株主と定めて、その人に配当や優待などを割り当てることになっています。

その一定の日が権利確定日です。例えば決算が毎年3月末日の会社なら、配当金や株主優待の権利確定日も3月末日になっていることが多いです。

中間配当や1年に2回の株主優待がある場合には、9月末日も多いです。

例えば3月末日が権利確定日とすると、その5営業日前の日が権利を得られる最終日となります。

権利を得られる最終日の次の営業日が権利落ち日です。この日に株を買っても、その日を含めて4営業日後に受け渡しがされます。すると、その次の日が権利確定日になってしまい、権利確定日の前日までに受け渡しをしなければならないという要件を満たさなくなってしまうからです。

ある会社の配当や株主優待を狙っているなら、権利を得られる最終日までに株を買っておく必要があるということです。忘れるといけないので、その数日前に株を買っておくのもひとつの手です。

なお、配当金をもらえる権利がなくなることは、特に配当落ちと呼ばれます。配当落ちになると、理論上は株価が下がります。

なぜなら、配当金の分だけ株の価値が下がるからです。例えば、ある銘柄(1株単位)が1万円だとします。近いうちに配当落ちになります。

そしてこの銘柄は配当金が500円もらえます。その後、配当落ちになると、その後にこの銘柄を買っても、次の権利確定日まで配当がもらえません。

すると、一晩にして500円の価値が失われたので、理論上は株価が9500円になります。ただ、株価は他にも動く要因があるので、必ずそうなるわけではありません。

配当金は株式投資の大きな魅力なので、しっかりもらえるように権利確定日には注意しましょう。

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