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株主優待制度のメリットと、信用売りを使った権利取り投資法

株主優待制度のメリットと、信用売りを使った権利取り投資法

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株式投資の魅力といえば、第一に配当、第二に売却益、第三に株主優待制度があります。

売却益はキャピタルゲインとも言われ、安く買って高く売れば値上がり益が、高く空売りして安く買い戻せばその差益が利益になります。

一方、配当と株主優待は株を保有しているだけで得られるので、インカムゲインといわれます。

株主優待制度では、一定程度の株式を保有している株主が、その企業の商品をもらえたり、割引券をもらえたり、あるいはお米やギフトカードなどがもらえたりします。

優待の内容は企業によって異なりますし、優待制度がない企業も多くあります。

株主優待の内容を知るには、専門の本も出版されていますし、例えばヤフーファイナンスでも各銘柄の優待情報が掲載されています。

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オリエンタルランドの場合

例えばディズニーランドやディズニーシーを運営するオリエンタルランドを見てみますと、年に2回、100株以上の保有で1デーパスポートが1枚もらえます。

ということは、ずっと保有していれば、100株持っていれば年に2枚のパスポートがもらえるわけですね。ディズニーファンにはうれしいでしょう。

面白いところでは、以前にレコード会社のエイベックスが、株主をライブに招待するというものがありました。アーティストを間近で見られるのですからすごい優待でしたが、今は行なっていないようです。


優待制度と税金

株主優待のメリットの一つに、税金がかからないことが多いということがあります。株式投資の売買差益(キャピタルゲイン)でも配当益でも税金がかかります。

一方、株主優待は、雑所得となります。雑所得は控除額がありますから、1年にかなりの額を優待でもらわない限り(そして他に雑所得がない限り)、税金はかかりません。

そのため、株主にとって優待というのはなかなかお得な制度です。

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注意点も

株主優待のメリットとしては、その銘柄を保有しているだけで必ずサービスが受けられるということがあります。そのため株の初心者でもやりやすいです。

ただ、注意点もあります。第一に、優待制度の内容が変わったり、廃止されることもあるということです。これは企業が任意に行なっているサービスなので、仕方ありません。

第二に、優待を受けるためには、割当基準日に株主名簿に名前が記載されていないといけません。

例えばオリエンタルランドの場合、3月末日・9月末日が権利確定日ですから、その3営業日前までに株を買っておかないといけません。

第三に、株主優待がもらえたとしても、株価が値下がりしてしまえばその分は損が出るということです。プラスになるかどうかはトータルで考えなければいけないというわけです。


信用売りを使った権利取り

この株価値下がりリスクを無くすためによく使われるのが、信用売りを使う方法です。私も使っています。

信用売りというのは株式投資の信用取引の一種で、現物株を持っていないで信用売りをすれば「空売り」、現物株を持っていれば「つなぎ売り」となります。

株主優待に信用売りを使う場合には、現物株を保有し、信用売りを使って売りヘッジをするという「つなぎ売り」になります。

例えばオリエンタルランド株を100株買ったとしましょう。これによって株主優待はもらえますが、今後株価が下がってしまえばその分の含み損が出てしまいます。

そこで、100株を信用売りするのです。こうすると、現物株が値下がりしても、その分信用売りによって利益が出るので、互いに相殺できるというわけです。

早い話が、オリエンタルランド株を買うと同時に同量を信用売り建てすれば、株価がいくらになっても、損も得もしないということになるのです。

ただ、これによって確かに価格変動リスクはゼロに出来ますが、コストは発生することもあります。

信用売りをするので、逆日歩(ぎゃくひぶ)というコストが発生するからです。逆日歩は、その銘柄の信用売りをする人が増えると、発生したり高くなります。

ただ、売買数の多い銘柄ならそんなに逆日歩はかさまないことが多いです。

信用売りを使った権利取りの方法をまとめると、価格変動のリスクをなくして、(大抵の場合は)少しのコストで株主優待をゲットできる方法といえます。


優待の利回り

雑誌などでは、株主優待制度の各銘柄の利回りが計算してあるものもあります。これは便利です。

例えば上記のオリエンタルランドの場合で計算してみましょう。現在の株価は9020円で100株単位です。ということは株主優待をもらうためには902,000円が必要になります。

けっこう高いですね。ちょっと買いづらいです。さて、ワンデーパスポートは今6000円くらいするらしいので、それが年に2回もらえると、12000円です。

そのため、年間利回りは12000÷902000=約1.3%となりました。現在、銀行に預金しても金利はとても少ししかもらえませんから、結構な利回りだと思います。

同社の配当利回りは1.1%(実績)なので、それも合わせれば2.4%になります。なかなか魅力的だと思います。

ただ、配当に関しては、前述の信用売りの方法を使っていると、もらえません。もらった一方でこちらも同額を支払う形になります。

また、もし同社が株主優待を止めてしまえば(人気の優待でしょうから当面はそういうことはないと思いますが)、人気が減って株価が下がる恐れがあります。

このような注意点もありますが、株主優待は魅力的な制度です。


株主優待と金券ショップ

株主優待制度では、ブックオフコーポレーションのようにお買い物券を貰えることも多いです。近くに店舗があればうれしいですが、そうでない場合、お買い物券をもらっても使えないということがあります。

その場合、金券ショップに持っていけば、買い取ってもらえることがあります。ただ、地元の金券ショップですと、そのエリアに店舗がないので買い取ってもらえないでしょう。

そのときは、郵送などで買い取ってくれる金券ショップが便利です。全国規模で買い取っているからです。ただし、きちんとしたショップか見極めることも大事です。

逆に、優待券などを金券ショップで買うこともできます。私も利用したことがあります。以前はJALの株主優待が人気でしたが、同社が上場廃止になり、今は昔になってしまいました。

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