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ダブル平均法の具体的方法 買い始め、買い増し、損切りなど

ダブル平均法の具体的方法 買い始め、買い増し、損切りなど

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それではダブル平均法の具体的な実践法をご紹介していきます。ダブル平均法はドルコスト平均法を修正・改良したものなので、ドルコスト平均法の記事も参照なさってください。


○ダブル平均法の概要

ダブル平均法は、ドルコスト平均法よりもさらに安く、株を買うことを可能にした方法です。

そのために、なるべく株価の下がっているところ(下げ相場)のところで株を買い、逆に株価の高いところでは買わないように工夫してあります。

それを実現するために、よく知られたチャート分析法(テクニカル分析法)である「移動平均線」(平均線)を用います。

実は、「ダブル平均法」という名前は、ここから来ています。すなわち、ドルコスト「平均」法と、「平均線」とを組み合わせた投資法なので、ダブル平均法なのです。

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○平均線の使い方

平均線の利用法にはいろいろなものがあります。例えば有名なものとして、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」や、「グランビルの8法則」があります。

しかし、ダブル平均法ではこれらは用いず、もっと単純な方法で株価の割安なところを狙っていきます。

移動平均線をどう利用するかをご説明します。

まず、移動平均線とはどういったものかを簡単にご説明しますと、平均線は例えば13週移動平均線なら、ある日から13週前までの毎日の株価を合計して、日数で割ったものをグラフにしたものです。

平均線は証券会社に口座を開いていればその証券会社の情報ページや情報ツールで見ることができます。私の利用しているSBI証券の場合、チャートというところで見ることができます。

チャートとは株価のグラフのことです。

証券会社以外でも、例えばyahoo(ヤフー)ファイナンスでは無料で株のチャートを見ることができ、移動平均線も表示できます。

このチャートの上書き指標というところで、表示させる平均線の種類を選ぶことができます。ヤフーでは25日、75日、13週、26週、52週から選べます。

13週は約3ヶ月、26週は約6ヶ月、52週は約1年です。

ダブル平均法では26週の移動平均線を使います。

ヤフーファイナンスのチャートでいうと、26週平均線は緑の線です。タイプはローソクでなく線をダブル平均法では使います。

ちなみにこのローソクとはローソク足と呼ばれるもので、詳しい見方もあるのですがダブル平均線では不要です。

期間は1年を選びます。

青い線が株価です。ダブル平均法では26週平均線と株価の線だけを用います。


○具体的な売買法

1)
ダブル平均法で売買する銘柄を一つだけ選びます。銘柄選びと毎月売買する数については後述します。

2)
その銘柄(ここでは架空のいぬはちという株にします)のチャートを見ます。当サイトでは、株価が平均線よりも上にあれば割高、下にあれば割安というように判断します。

3)
例えば現在が2009年8月10日だとします。7/31(31日が休日の場合は7月最後の東証の営業日)の終値の株価が15000円です。いぬはちの売買単位は1株です。

一方、チャートを見ると26週平均線の7/31での値(移動平均値)は13000円です。厳密にはパソコンのチャートでそこまで細かい値はわからないので、次のように見ます。

8月というところの真上に線が垂直に書いてありますので、その垂直線と緑の線が交わったところの値を大体でよいので読みます。

4)
平均線より株価が高いので、株価は7/31現在で割高と判断できます。

なお、この割高と判断というのは、一応そうみなすということで、絶対に割高とか絶対に割安とか平均線で判断できるわけではありません。


○月1回の売買

なお、ダブル平均法では月1回、毎月の最初の営業日(例えば10/1。10/1が東証の休業日の場合は10/2や10/3のような2番目の取引日)にだけ、株を売買します。

そして、毎月の最初の取引日に株を買ったり売ったりするかを決めるために、その前日、すなわち先月の最後の営業日(9/30など)の終値をチェックします。

すなわち、毎月1回、その月の最後の営業日(例:9/30)に株価の終値をチェックします。そして売買するのはその翌営業日(例:10/1)です。


○買い始め

5)
平均線より株価が上にあるときは割高と判断して、株は買いません。ちなみに割高の時には信用取引の空売りを使って稼ぐ方法を後日ご紹介します。

そして株価が下がるのを待ちます。

6)
月日が経って9月の最後の営業日のいぬはちの終値が12000円になりました。このとき、チャートの10月のところの平均線(移動平均値)は12500円だったとします。

ということは、平均線より株価が下に来たので、割安ゾーンに突入ということになります。

なお、当サイトでは平均線より上の場所を割高ゾーン、下の場所を割安ゾーンと呼んでいきます。ダブル平均法では、割安ゾーン内に株価がある場合にのみ株を買います。

といっても、10月の1日にすぐにいぬはちを買うわけではありません。

ダブル平均法ではドルコスト平均法と同じく、毎月1回売買することにしています。

そして、平均線より株価が下に来た最初の売買日は10/1なのですが、実はダブル平均法では10月には買わず、もう一ヶ月待ちます。

なぜ割安ゾーンに突入したのに買わないかといいますと、なるべく株を安く買いたいからです。

というのは、9/30の終値が割安ゾーンに突入しているといっても、株価はまだ割安ゾーンの中では上の方(平均線より少しだけ下の位置)にあり、すごく割安とはいえないからです。

株はなるべく安く買い、なるべく高く買うのが理想です。そのため、もう少し株が安くなるのを待つのです。


○割安ゾーン突入の2ヶ月目から買い始める

7)
11/1には株価がさらに下がり、11000円になりました。10/1に引き続き、株価は平均線より下にあります(割安ゾーン)。

ダブル平均法では、次の条件をすべて満たしたときに株を買い始めます。
1 割安ゾーンに入って2ヶ月目以降の最初の月であること
2 割安ゾーンに入った1ヶ月目よりも2ヶ月目以降の方が株価が安いこと

1について、10/1の時点で株を買わなかったのは、2ヶ月目以降になっていなかった(1ヶ月目だった)からです。これは6)でご説明したとおりです。

次に、2ヶ月目「以降の最初の月」という点をご説明します。

例えば9/30に割安ゾーンに入ったのですが、10/31に株価が上がって割安ゾーンから割高ゾーンになってしまい、11/30に再び株価が下がってさらに9/30よりも株価が安い、という場合。

9/30から数えると11/30は割安ゾーンに入って2ヶ月目以降の最初の月(3ヶ月目)です。そのため上記の条件を満たしているので12/1に株を買い始めることになります(10/31は割高ゾーンなので条件を満たさない)。

2について。例えば9/30の株価が12000円で、10/31の株価が11000円だった場合には11/1に株を買い始めます。しかし、10/31の株価がたとえ割安ゾーンにあっても、12500円のように9/30よりも高い場合には買いません。

これは、なるべく安く株を買いたいために設けた条件です。

8)
11/1に11000円でいぬはちを初めて買います。具体的には1日の市場が開く前に成行で注文を出し、寄り付きで買います。

株を買う数については後述します。


○利益確定の売りと買い増し

9)
その後、株価が上がった場合には利益確定の売りをします(後述)。逆に、株価が下がった場合には買い増しをします。

買い増しは、前回株を買ったときよりも株価が安い場合にのみ行います。

例えば11/30に株価が10500円なら10/31の11000円より安いので買い増ししますが、11000円なら前回と同じ額なので買い増ししません。11500円なら小幅な上昇なので利益確定売りもしませんし、買い増しもしません。

10)
株価がさらに下がれば買い増しを続けます。一方、一定程度以上株価が上がれば利益確定の売りをします。

買い増しについて:具体例で11月に買い始め、12月に1度目の買い増しをしたとします(10500円)。

12月の最後の営業日に、11/30の株価10500円よりも株価がさらに下がり、10000円になりました。

この場合、さらに1月の最初の営業日で2度目の買い増しします。2度目以降の買い増しも1度目の買い増しと同じく、前回株を買ったときよりも株価が安い場合にのみ行います。

買い増しは全部で5回まで行います。

11)
具体例では5回買い増ししたとします。10/2に買い始めた分の持ち株と合わせると、全部で6回株を買ったことになります。その後、一定程度以上株価が上がれば利益確定の売りをします。


○損切り

逆に、最大(5回)まで買い増しをしたのにさらに株価が下がった場合、残念ながら損切りをすることになります。

損切りは、以下の条件をすべて満たした場合に行います。
1 最大(5回)まで買い増しをしている
2 最後に買い増しをした月の株価より1円でも下がった

1について、もしまだ4回しか買い増しをしていない場合、さらに下がれば5回目の買い増しをするので損切りはしません。

2について、例えば2010年の4/1に5回目の買い増しをして(3/31時点の株価は8000円)、4/30に7950円だった場合、8000円を下回っているので損切りをしてすべての持株を売ってしまいます。

なお、損切りも毎月一回行います。上記の例では5/1に全株を売ります(損切りのために売ることを見切り売りといいます)。


○利益確定

利益確定の方法です。利益確定とは、持株の株価が上がったら売って利益を得ることです。略して利確とも言われます。また、利食いとも言われます。

ダブル平均法では、持株の処分は利益確定か損切りのどちらかしかありません。

利益確定の方法はダブル平均法では複数用意していますので、お好きなものを一つだけ選んでその通りに実践してください。


○50パーセント上がったら売る

持株の株価が50パーセント以上になったら売る方法です。具体的には、まず持株の平均株価を計算します。計算法はドルコスト平均法のデメリットを減らすで紹介しています。

次に、毎月の最後の営業日に、その日の終値をチェックします。そして株価がさきほどの手持ち株の平均株価より50パーセント以上上がっていれば、翌営業日(=月始めの営業日)に全株を売ります。


○30パーセント上がったら売る

上記の50パーセントの方法を、30パーセントに変更したものです。利益が50パーセントよりは少ないですが、早めに売ることができます。

あるいは利益確定の基準(利益確定ラインと私は呼んでいます)については、各自で自由に決めていただいても結構です。例えば長期投資なら100%上がったら売る、というのもよいと思います。

以上で損切りか利益確定かのどちらかをして、一連の取引は終わりです。

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