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ダブル平均法 利益が出せるのか検証する

ダブル平均法 利益が出せるのか検証する

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ダブル平均法で本当に利益が出せるのかといういうことを検証します。私が実際に運用した実績もご覧下さい。

ダブル平均法は必ず勝てる投資法などではありません。そもそも必ず勝てる投資法などないと思います。

そのため、株を買って、さらに買い増ししたあとに損切りになることは少なくありません。もちろん損切りをすれば損をします。


損切りでどれだけ損をするか

具体例で考えてみましょう。いぬはちの株価が次のようだとします。ちなみにいぬはちの株価は1万円から2万円の間で大体動いています。予算は各月40万円です。

1月 13000 30株買う 買い始め
2   12500 32     買い増し
3   12700        買わない
4   11000 36     買い増し
5   10500 38     買い増し
6   10000 40     買い増し
7   10500        買わない
8   9000  44     最後の買い増し
9   8500         損切り

この例では、残念なことに損切りになりました。持株の合計は220株。合計金額は2,381,000円なので、平均株価は10,822円(端数切捨て)です。

これを8500円で損切りしたので、損失率は約0.78です。つまり、資金の22パーセントほどを失ってしまったことになります。

資金の2割強を失ってしまうのですから、手痛い損失です。しかし、このことだけでダブル平均法は利益を出せない投資法だ、と思っていただきたくないのです。その理由をご説明します。

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損をしにくいような工夫

まず、上記のような損切りになって損を出す可能性は、決して高くありません。

その理由は第一に、買い始めた後、5回の買い増しを経てはじめて損切りになるからです。

全5回までの買い増しをする際、前回の買い増し時の株価を下回っていないと買い増ししません。

ということは、保ち合い(もちあい、と読みます。株価が小幅な変動しかしないとき)の期間を含めると約6から8ヶ月ほど、あるいはそれ以上の期間を経てはじめて損切りになります。

そして、相場はおよそ3ヶ月周期で動くと昔から言われており、多くの場合は損切りになるまえに株価が上向きます。

そもそもダブル平均法で買い始めの月と買い増しとを合わせて6ヶ月を株の購入にかけるのは、なるべく長い期間をかけて買うことで期間内に株が上がるのを待つためなのです。

第二に、株を買い始めるのを遅くしているからです。ダブル平均法では、割安ゾーンに入って2ヶ月目以降に初めて株を買い始めます。

これは、なるべく株を買い始めるのを遅くすれば、それだけ株価の下がったところで買えるために、損をしにくくなるからです。株は安く買って高く売れば儲かるのですから、なるべく安く買えば損をしにくいのです。

また、この点については応用法も用意しており、買い始めをさらに遅くすることでさらに損をしにくくなります(後述)。

なお、損切り後に同じ銘柄を再び買いなおすことで、値上がりする可能性を高くすることもできます。


損をする可能性

以上をまとめますと、損切りになれば最大でおよそ2割程度の損を出しますが、ダブル平均法はなるべく損をしないように工夫しており、損切りになる可能性は高くないということです。

ただ、そうはいっても損切りになって損をする可能性はあるわけですから、2割も損をするのはいやだ、とお考えの方も多いと思います。

そこでまず、損切りになって損をする可能性はどれくらいかを考えてみます。

といっても、損をする可能性は何パーセント、と具体的に申せるほどのデータがないので、私の経験などから導いたものになることをお許しください。

私の経験では、損切りになる可能性はおおよそ20パーセント、つまり10回に2回は損切りになると思います。

ただ、この数字は経験上のあいまいなものなので、ここではあえて自分に厳しく、次のように仮定して考えてみます。

・買い始めの1ヶ月と買い増し1ヶ月をしたら、株が上がって利益確定になる可能性が1/3
・買い始めの1ヶ月と買い増し3ヶ月をしたら、株が上がって利益確定になる可能性が1/3
・買い始めの1ヶ月と買い増し5ヶ月をしたが、損切りになって損をする可能性が1/3

この際、利益確定の売りは30パーセント株価が上がった時点で行うように想定しています。

また、厳密には株を買った後、株価が上がりも下がりもしないときもありますが、その場合は利益も損失も出ないので除外して考えます。

前述のように私の経験からは損切りになる可能性は1/5ほどだと思いますが、ここではダブル平均法のよさを知っていただくために、あえて3回に1回損切りになるというように厳しめに設定しているのです。


長く実践すれば統計的に利益を出せる

さて、前述の
1 買い始めの1ヶ月と買い増し1ヶ月をしたら株が上がって利益確定になる可能性が1/3
2 買い始めの1ヶ月と買い増し3ヶ月をしたら株が上がって利益確定になる可能性が1/3
3 損切りになって損をする可能性が1/3

の例で本当に利益が出せるのか考えてみます。

まず、1の場合、持株は1+1で2か月分ですから、総資金の2/6だけ株を持っているわけです。そして30パーセント株価が上がったところで利益確定をしますので、1回ごとの損益は
  2/6×30パーセント → +10パーセント

すなわち、総資金に対して10パーセントの利益(利回り)になります。

次に2の場合、持株は1+3で4か月分ですから、資金の4/6だけ株を持っています。同じく30パーセント上がったところで利益確定売りをしますから、
  4/6×30パーセント → +20パーセント

次に3の場合、上でご紹介した例では損失が22パーセントでした。

そして損切りの場合は1回の買い始めと5回の買い増しをしていますので、持株は6/6、すなわち資金の全部だけ株を持っています。

したがって損失は
  6/6×(-22パーセント) → -22パーセント
です。

そして1、2、3がそれぞれ同じ確率で(1/3)起こりますので、ダブル平均法の損益は
  10+20-22=+8
8パーセントとなります(手数料、税金は別途必要)。

もちろん確率には揺らぎがありますので、ダブル平均法を始めたらいきなり損切りになって22パーセントの損、ということもありえます。

しかし、確率の揺らぎは長く行えば平準化されます。そのため、ある程度長い期間ダブル平均法を実践すれば、1回の売買(株を買ってから、利益確定売りか損切りかどちらかになるまで)あたり8パーセントの利益を出せるといえるのです。

もちろんこの8パーセントという数字は上記の仮定が正しいものであることが前提ですが、先にも述べたようにこの仮定はダブル平均法に厳しく設定してあります。

結論としては、ダブル平均法は統計的にいえば利益を出せる有利な投資法だといえます(ただし利益を出せることを保証するものではありません)。


最初に大きな損をしないことが大事

ダブル平均法は長く実践すれば利益を出せる方法だと申しました。

ただ、そうはいってもダブル平均法で投資をはじめてすぐに損切りになってしまうと、いきなり約22パーセント前後の損になってしまいます。

その後ももう一度続けて損切りになると資金が4割以上も減ってしまい、ダブル平均法を続けるのが難しくなってしまうことも事実です。

一方、最初からダブル平均法がうまくいって、何回かの売買で例えば資金が30パーセントというように増えていれば、その後一度損してもまだ利益が残っていますから、気楽に投資を続けることができます。

このように、ダブル平均法では最初が肝心だといえます。最初に大きな損をしなければ、ダブル平均法による投資を続けることができます。

そうすれば利益が出せる方法なのですから、だんだんと利益を増やしていけますし、加えて複利効果も使えばさらに有利になります。

ちなみに複利効果を使うには、次のようにします。

100万円の資金がダブル平均法によって120万円になりました。次に株を買うときには、100万円ではなく120万円を資金として、株を買います。具体的には、120万円を6で割った20万円を各月の予算にします。

こうすれば、投資金額が増えるので、仮に同じ利益率でも利益の額も増やすことができます。


○はじめは応用法とレバレッジ少なめで


それでは投資を始めてすぐのときに大きな損をしないための工夫をご紹介します。大きく分けて次の2つの方法があります。
1 レバレッジを小さくする
2 売買数量、買い始め、PBRの応用法(オプション)を採用する

できれば1と2の両方の方法を併用することをおすすめします。

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