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ダブル平均法で空売りを使う方法

ダブル平均法で空売りを使う方法

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ダブル平均法の基本は、割安になった(平均線を割り込んだ=割安ゾーンに入った)ところから買い始めて、ある程度上がったら利食いする(利益確定売り)というものです。

つまり上げ相場で利益を上げるのです。

もちろんこれだけでも利益を上げられるのですが(一定期間継続すれば)、空売りという手法を使えば、さらに下げ相場でも利益を得られるようになります。

空売り(カラ売り、から売り)とは、株式投資の信用取引の一つで、持っていない株を売ることができる制度です。そして後で買い戻すことになります。そのため、空売りした後、株価が下がれば下がるほど利益が出ることになります。

空売りを利用することで、上げ相場だけでなく下げ相場でも利益を得ることができるので、儲かるチャンスが増えるわけです。

ところで、信用取引というと危険なイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ここでご紹介する方法はレバレッジを高くする方法ではありません。また、空売りについてもきちんと損切りをしますので、損失が大きくなりすぎる心配はありません。

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具体的な方法

空売りの利用法は、簡単に言えば現物取引(株を買って、上がったら売る取引)の逆をするわけです。

ただし、売買数量などが一部異なります。

具体的には次のようになります。売買数量などのオプションを採用していない前提でご説明します。

1)
株が割安ゾーンから割高ゾーンに入ったら、2ヶ月目以降に空売りし始める。

この際、売買数量は現物取引と異なります。なぜなら、ダブル平均法の現物取引での売買数量ですと、安いところで多く買って高いところでは少し買います。これを空売りでも適用しますと、高いところで少し売ることになってしまいます。

空売りでは高いところで多く売り、安いところで少し売ることで有利になります。そのため高いところで少し売るのでは不利になってしまうのです。

そこで、次のように売買数量を決めます。まず、空売りし始める月の一日(始めの営業日)の終値に、1.5を掛けます。

例えば1株単位の銘柄で株価が16000円の場合、1.5を掛けて24000円です。100株単位の銘柄で株価が160円の場合も同様です。

この1.5を掛けた数字で資金を割ります。例えば240万円だったら24000で割って100となります。

そして、この100を6で割った数字が各月共通の空売りする株の数になります。例では16になります(端数切捨て)。売り始めの月も、売り増しの各月も株価にかかわらず16単位の株を空売りします。

つまり、その銘柄が1株単位なら16株、100株単位なら1600株を売ることになります。


このような数量にする理由

なぜこのような計算をするのでしょうか。終値に1.5を掛けたのは、「だいたい売り始める月の株価の1.5倍くらい値上がりするまでに、空売りを完了させよう」と考えたからです。

たとえばいぬはちという架空の銘柄を16000円で売り始めました。その後、いぬはちの株価が下がってくれれば空売りによって利益が出ます。しかし、逆に上がり続けると、5回まで売り増しをします。

そして、空売りの場合は株価がどこまでも上がっていく危険性があります。

株の現物を買った場合、10000円の株が下がれば最低でも0円にしかなりません。ところが空売りの場合、値段に上限はありませんので10000円で空売りした株がその後10万円とか100万円になる可能性も理論上はゼロではないのです。

そうしますと、例えば1万円で空売りした株をなかなか損切りできず、100万円になってはじめて損切りした場合、99万円の損が出てしまいます。

このため、空売りに恐怖心を持つ方が多いです。損に上限がないからです。

さてそこで、16000円で空売りを始めた後も株価が上がり続け、3万円とか5万円というようになったときに空売りの買い増しを続けていけるかというと、上記の恐怖心も手伝って、なかなか難しいです。

そこで、最初の買いはじめから株価が1.5倍になるまでは空売りを続け、それ以上になったら損切りするために設けたのが上記の計算法なのです。

話がややこしくなってしまいましたが、とりあえず空売りをしてみようという方は、上記のやり方で空売りをしてください。


利益確定、売り増し

2)
買い始めの月に一定数(前述の例では16株)、空売りをしました。その後、株が下がって利益確定ライン以下になれば全株の買戻し返済をします。この場合、利益が出て取引終了です。

利益確定については、現物の場合と同じように空売りした値段から30パーセント下がったら、とか50パーセント下がったら買い戻すという方法でよいです。この基準は取引開始前に決めておきます。

3)
さらに株価が上がった場合、売り増しをします。売り増しは全5回まで、前回の売り増しした月よりも株価が1円でも高い場合にのみ行います。

売り増しでの空売りの数量も上記のように毎回一定数(例では16株)です。


損切り

4)
1回の売り始めと5回の売り増しをしました。その後、5回目の売り増し時の株価よりも翌月の最初の営業日(一日など)の終値が1円でも高ければ、翌営業日に損切りします(全株を買い戻し返済します)。

もう一つ、損切りをする場合があります。ダブル平均法に空売りを使う2でご説明した「最初に空売りし始める月の一日の終値に、1.5を掛けた数」(具体例では24000円)がありました。

空売りを始めた後、月の最初の営業日の終値がこの数を超えた場合、その翌日(2日など)に全株を損切りします。買い増しが5回未満の場合でも損切りします。

これは、空売り後に株価がだいぶ上がったら危険なので空売りをやめるための規定です。具体例でいうと、24000円を超えたら(24000円の場合は超えていないので損切りしない)損切りをするのです。


○無理に空売りする必要はない

以上でダブル平均法での空売りの解説は終わりです。空売りは信用口座を開かなければならず、内容もやや複雑なため、無理におすすめはしません。

ただし、空売りを使えば利益を得るチャンスが約2倍になりますので、チャレンジする価値はあると思います。

なお、空売りは信用取引なので約3倍のレバレッジをかけることができますが、ダブル平均法ではレバレッジを掛けることはおすすめしません。安全のため、レバレッジ1倍以下の取引をおすすめします。


応用法について

ダブル平均法に空売りを使う場合、売買数量などの応用法はどうすればよいでしょうか。


売買数量

まず、売買数量の応用法をそのまま空売りに適用することはできません。というのは、現物のダブル平均法と空売りとでは売買数量の計算方法がまったく違うからです。

空売り用の売買数量のオプションも考えてみたのですが、株価の高いところで多く空売りするようにすると、レバレッジが1倍を超えてしまう可能性があるので、ここではご紹介しません。

というわけで、空売りの場合には売買数量の応用法は使いません。


売り始め

次に、売り始めを遅くするオプションは使えます。原則は売り始めは割安ゾーンに入って2ヶ月目以降ですが、現物の場合と同じく、割安ゾーンに入って3ヶ月目以降に売り始めるというようにすれば安全性が高まります。


PBR

PBRを低いものに限定するオプションが現物用にありましたが、これは空売りではそのまま使うことはできません。というのは空売りではなるべく高く売るのがよいので、PBRが低いということは逆効果だからです。

空売り用にPBRを使うとすれば、例えばPBR5以上の銘柄のみを売るというようなオプションが考えられます。しかし、PBRが1や2くらいなら割安とはいえますが、いくつ以上だったら割高かというのは難しい問題です。

そのため、空売りではPBRを使ったオプションはおすすめしません。

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