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出資金を流用するなどの悪質ファンド業者を監視強化

出資金を流用するなどの悪質ファンド業者を監視強化

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(日本経済新聞10/11/6から引用)金融庁と証券取引等監視委員会がファンド販売業者への監視を強めている。
(中略。沈没船からの文化財引き上げファンドに)監視委が検査に入ったところ、実際には出資金の半分以上の使い道が不明なうえ、沈没船引き上げ事業にはまったく投資していなかった。
(中略)ほかにもベトナム企業の社債に投資するとしながら一切投資せず、社長が抱えている訴訟の和解金に出資金を流用するなど詐欺的なファンド業者も多数見つかった。
09年度以降、監視委が検査に入った35のファンド業者のうち、10社が業務停止命令、5者が登録取り消しの処分を受けた。対象業者は5千社を超えるだけに「氷山の一角」との見方もある。
(中略)登録に必要な最低資本金を引き上げるなど参入要件を厳しくすれば登録業者の健全性は増す。
反面、金融庁や監視委の監督・検査権限が行き届かない無登録業者が増え、問題が深刻化するだけとの指摘もある。
(中略)金融庁は今年の金商法改正で、無登録業者に対する罰則の枠組みを整備した。監督権限が及ばない無登録業者の違法な勧誘行為などをやめさせるには裁判所に差し止め命令を出してもらう必要があるが、これまでは命令を無視しても業者に対する罰則はなかった。
6月からは3億円以下の罰金を科せるようになった。
(中略)金融庁は今年4月から、無登録で営業している業者に対して警告書を出し、ホームページで社名も公表している。
(中略)ただ、どれだけ監視を強めても、社名や所在地を変えて確信犯的に違法行為を続ける悪質業者は残る。
監視委の検査で目立ったファンド業者の主な問題点。投資家からの出資金を自社の財産と分けて管理せず、自社の役員報酬や運転資金、借金の返済などに流用。
ファンド・オブ・ファンズでの運用を装いながら、実際は主に貸付で運用するなど明らかに事実と反する説明をしていた。
無登録業者への名義貸し。(以下略)

少し古い記事ですが、ファンド業者についてのものです。マネーの世界にはいろいろ落とし穴もありますので、ひっかからないように気をつけましょう。

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まずはサルベージファンドについて。私も新聞でこうしたファンドについて知ったとき、いろんなファンドがあるものだと感心しました。といってもこうした儲け話は注意したいものです。

特に海外での事業に投資するものは、ファンドを購入しようと思っている人が実際に足を運んでチェックするのが難しくなります。

やはり、投資の鉄則として「よくわからないものにはお金を出さない」ことが大事です。

引用記事中のサルベージファンドの場合、まったく引き揚げ事業には投資していませんでした。ひどいですね。

悪質なファンドの手口として、集めた出資金を運用に回さずに、自分たちで使ってしまうというものは多いです。


投資業者の種類

ここで、証券等監視委員会の検査対象になっている業者を見てみます。まず、金融商品仲介業者とは、銀行などの金融機関から委託を受けて、金融商品の売買を取り次ぐことなどを行う業者です。

具体的には、ファイナンシャルプランナーが客から相談を受けて、「それではこの投資信託はどうですか」とアドバイスするなどです。

次に登録金融機関とは、有価証券関連業などを行なうための登録をした金融機関です。例えば銀行、保険会社などです。

投資運用業者とは、顧客から一任されて有価証券やデリバティブなどで実際に運用する業者です。

投資助言業者とは、有償で投資の具体的なアドバイスをする業者です。

第一種金融商品取引業者とは、証券会社やFX業者などです。第二種金融商品取引業者は、流動性の低い有価証券の販売・勧誘を行う業者です。つまりファンド業者です。

適格機関投資家特例業務届出者は、小規模のファンドを運営するときはこれを選ぶことが多いようです。

業者にもいろんな種類があってややこしいですね。


投資は自己判断が基本

こうした対象業者は5000以上あるので、金融庁などもなかなかチェックが行き届かないようです。

しかし、無登録業者への罰則が整備されました。これまでは裁判所の差止命令を無視しても罰則がなかったんですか。これは片手落ちな気がします。今後は罰金がつくので悪質な業者が減るといいですね。

ただ、確かにこうした悪質な業者というのは、すぐに新しい会社を作って違法行為を続けることが多いです。

やはり、投資家としては理解できない商品、信頼できない商品には手を出さないのが一番の防衛策です。

資産運用をしたいのであれば、ご自分の判断で信頼できる商品を売買するのがベストだと私は思っています。例えば上場株式、証券会社や銀行で売られている投資信託などです。

もちろんこれらにも値下がりリスクはあります。しかし、出資金が使い込まれてしまうようなことはありません。

なお、引用記事中のファンド・オブ・ファンズとは、複数のファンドに投資するファンドです。利点は、1つのファンドを買えば、複数のファンドに分散したことになることです。

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