ホーム » コラム » 投資法 »

ウォーレン・バフェットの投資法を学ぶ

ウォーレン・バフェットの投資法を学ぶ

スポンサード リンク

Pocket

(日本経済新聞12/5/9の要旨)米国ネブラスカ州オマハに5日、世界から35000人の投資家が集まった。投資会社バークシャー・ハザウェイの株主総会で、著名投資家ウォーレン・バフェット氏(81)の生の声を聞くのが目当てだ。

バフェットはたぐいまれな投資眼で、一代で世界3位の富豪に上り詰めた「オマハの賢人」だ。今年の総会でも、独自の投資哲学を改めて披露した。「気に入った企業に投資するとき、マクロ経済の状況は議論しません」。

企業の本質的な価値を見極め、それを下回る価格で買うことに徹する。「今後10年にわたり、収益力と競争環境を保てると思える企業を選びます」。

同氏の投資の基本は、「株式」を買うのではなく、ほんとうに気に入った「事業」を永久に保有するつもりで集中投資するところにある。その代表例がコカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、IBMだ。

一方で厳しい見方なのが金(ゴールド)への投資。「あなたが金を1オンス買ったとして、100年経っても1オンスのままですよ」。生産活動につながる株式や農地の方がよっぽど投資対象としてはいいという。

バフェット流株式投資の鉄則:1)事業内容を自分で理解できる会社にしか投資しない。2)長期に利益を上げるブランド力の強い会社を選ぶ。3)成長性より安定性を重視する。4)変化が激しく先の読めない業界への投資は避ける。5)投資のための借金はしない。(要旨終わり)

スポンサード リンク


オマハの賢人

世界で有名な投資家といえば、筆頭はやはりバフェットでしょう。バラク・オバマ大統領とも親交があります。ジョージ・ソロスも有名で、通貨をめぐる戦いで英国を屈服させたという逸話があります。

ジム・ロジャースも冒険投資家として有名で、最近は商品(コモディティ)に注目しているそうです。彼は実際に冒険家として世界を飛び回っています。

さて、バフェットは81歳ですか。新聞配達などのアルバイトをしながら巨富を築いたのですから、まさにアメリカンドリームですね。彼は世界一のお金持ちであるマイクロソフトのビル・ゲイツと慈善事業のための財団をつくっています。

こうしたチャリティーという思想は、やはりアメリカの偉いところだと思います。

彼の運用会社、バークシャー・ハザウェイはもともと繊維会社だったんですね。それを投資会社に変えて、年平均20%のリターンを上げてきたのです。年2割を安定して稼ぐというのは至難の業だと思います。

ところで彼の鉱物はマクドナルドのハンバーガー、コカ・コーラ、チョコレート菓子などだそうです。庶民の私と変わりません(笑)。

スポンサード リンク


銘柄選び

バークシャー・ハザウェイの後継者と目されていた人物が利益相反的なことをしていたというのが話題になりましたが、カリスマ株式投資家バフェットの後を継ぐというのも大変そうですね。でも本人はまだまだお元気です。

彼の投資哲学ですが、まずマクロ経済の状況は議論しないという点です。例えば景気がどうなるとか金利がどうなるとか、そういうことは考えず、ただ企業の価値がどれだけかを見極めるということでしょう。

その上でその企業が割安だと思えば株を買うというわけです。そうすれば、景気などが変動しようと、割安で買っているので、例えば10年というようなスパンで見れば、利益が出るということだと思います。

ただ、ここでいう割安というのは、ファンダメンタルズでの割安ということで、私のようにチャートを見て下がってきたから割安だと考えるのとは違いそうです。


不確実さを嫌う

次に、自分が理解できない事業には投資しないという点です。先日上場したフェイスブックが株価が下がり続けていることを見ても、これは当てはまりそうです。

私の場合はファンダメンタルズ分析は最低限にしているので、あまり銘柄の事業内容にはこだわらないのですが、バフェットさんに怒られそうです。まあ株式投資法というのは千差万別ですし。

次に金について。金は銀行預金のように利息もつきませんし、株式のように配当ももらえません。バフェットのおっしゃるとおりです。

それより農地などを買いましょうというわけですが、バフェットは農地を買う場合でも、割安な物件を買うんでしょうね。少なくともバブルで地価が高騰しているところでは買わないはずです。

金についてですが、確かにインカムゲインを産みません。ただ、金でも価格が下がっているところで買えばキャピタルゲインは生じますし、金には一定の価値があるというメリットはあります。

私は日本だけでなくアメリカも多くの累積債務(国の借金)を抱えていることを考えると、今後金の重要性はますます高くなると思っています。


鉄則

次にバフェットの株式投資の鉄則を見てみます。ブランド力の強い会社というのは、安定して収益を挙げられる力があるということです。例えば日本で話題のソーシャルゲームのグリーやDNA。

今は成長株ですが、コンプガチャが違法ではないかということで株価が急落しました。新しい事業内容だけに、長期的に収益をあげられるかどうかはまだわかりません。こうした企業はバフェットは買わないのでしょう。

もちろんバフェットが買わないからその銘柄が悪いというわけではありません。

成長性より安定性を重視するというのは、とても参考になります。成長性を重視すると、話題になって急騰している銘柄を買いがちですが、そうした銘柄は熱が冷めて急落ということになりかねません。

一方、業績が安定していれば、安定して配当をもらうことができるでしょうから、長期投資に適しています。

次に変化が激しく先の読めない業界への投資は避けるという点について。これは例えば前掲のフェイスブックや、アップル、グーグルなどです。確かにIT業界は変化が激しく、先が読めません。

その点、コカ・コーラやウォルマート(アメリカのスーパー大手)は変化は激しくありません。


借金はしない

最後の、投資のために借金はしないという点はとりわけ重要だと思います。私も同感です。

株式投資はリスクがあるので、もし損失が出てしまえば、損失と借金の利子負担という二重の負担になってしまいます。いかにも不確実性を嫌うバフェットらしいアドバイスです。

やはり投資は余裕資金で行うべきですね。

最後に私の感想ですが、周りに流されずに自分で判断して、割安な銘柄を探すというのは参考になりました。

ただ、バフェットは大物なので興味のある企業に行けば、事業内容や将来の見通しなどの詳しい説明を受けられるでしょう。一方、私が企業に出向いても、受付で断られるに決まっています(笑)。

バフェットの投資法は株を売買するというより株主になるというやり方なので、どれだけ情報を得られるかという点で個人投資家には難しいかもしれないと思いました。

Pocket

サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)