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割安株投資が通用しなくなった?(2) 低PBRなら配当狙いにもなる

割安株投資が通用しなくなった?(2) 低PBRなら配当狙いにもなる

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PBRの弱点

引用記事にはPBRの弱点が書かれていますね。それは、その企業が業績不振で赤字が出れば、それだけ自己資本が減るということです。

例えば、ある企業が自己資本1億円で、PBRが1倍だとします。理論上の解散価値と等しいから株を買ったところ、次の決算期には赤字が1000万円出てしまい、自己資本が9000万円に減ってしまいました。

すると、その分株価も理論的には下がるでしょう。ということは、株の含み損が出てしまうわけです。

そうなると、PBRが低いから株を買ったのに、株価はもっと下がった。PBRなんてあてにならないということになってしまいます。


あくまでも目安

ただこれは、やむを得ないことだと思います。PBRは別に未来を予見した指数ではないからです。

私から言わせてもらえば、株価というのは必ずしも理論通りに動くものではありません。業績がよくて財務も安定した銘柄の株価が大きく下がることはよくあります。

ですから、PBRが1を割っているから「必ず株価が上がる」なんてことはないのです。そのため、私もPBRはあくまでも目安として使っています。

それではどうすればよいのでしょうか。私は今後も株式投資でPBRを使い続けますが、例えば低PBRの銘柄が複数あったとします。もちろん財務の安全性をチェックした上で、その中で一番PBRの低い銘柄を選べばよいと思います。

PBRは最低でも0にしかなりませんから、例えば0.2倍というところまで売り込まれている銘柄なら、今後株価が下がるにしても限度があるからです。

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売られすぎ

これまでのところをまとめますと、確かにPBRが非常に低くなった銘柄でも、値上がりしにくくなっています。しかし、そもそもPBRが1を割ったら株価が値上がりするという保証は最初からないわけです。

ですから、私なら今後もPBRを目安にしつつ、割安な銘柄を探していくという株式投資をしていくつもりです。ただ、長期的に見れば、日本株も株価は上がっていくと思っています。

いくらなんでも売り込まれすぎだからです。1の価値のあるものが、0.5とか0.3の価値しかないと査定されているのはおかしいでしょう。


配当狙い

なお、記事には配当が注目されているとあります。割安だから値上がりする、というキャピタルゲイン狙いでなく、手堅く配当益を狙っていくわけです。

これはよい投資法だと思います。ただ、当サイトのような低PBRに注目する方法なら、そうした銘柄は配当利回りが(株価が低いので)高くなりますから、自然と配当狙いの投資にもなります。

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キャッシュ

キャッシュについては、最近日経新聞でも「実質無借金」という言葉をよく聞きます。借金があっても、それと同額の手元資金があれば、実質は借金がないのと同じというわけです。

そして、企業も不況や金融危機などに備えて、財務を改善するところが多いようです。

今後は日本の財政問題もより深刻化すると私はにらんでいます。もちろんそうならないように財政再建をしてもらいたいと思っていますし、野田総理の消費税率引き上げはその一歩として評価しています。

ただ、膨大な借金をきちんと減らしていくためには、大きな痛みを伴います。その覚悟が日本国にあるかどうか…。

もし財政が悪化し続ければ、早晩金利は急上昇するでしょう。そのときに、強いのは借金が少ない企業です。その意味でも、キャッシュに注目する必要がありそうです。

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