ホーム » コラム » 分散投資 »

ポートフォリオ(分散投資)のいろいろな実例と長所・短所

ポートフォリオ(分散投資)のいろいろな実例と長所・短所

スポンサード リンク

Pocket

株式投資の魅力としては、(無配の銘柄を除いて)配当金がもらえる、売買差益(値上がり益、値下がり益)が得られる、株主優待がもらえるというものがあります。

配当については、最近は株価がとても下がっているため、配当利回りが年2%以上の銘柄も少なくありません。銀行預金と比べてみればその差は歴然です。

値上がり益については、上手に運用すれば配当よりもずっと高い利益を出すことも可能です。ただし、こうした値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う取引はハイリターンの代わりにハイリスクになります。

株式投資の初心者の場合、まずは大きな損をしないことが一番大事です。リスクの高い取引なだけに、大きな失敗をしてしまえば元手が大きく減ってしまうからです。

そこで、まずは年数%くらいの利回りを目標にして運用してみるのがよいでしょう。株はドカンと上がれば数ヶ月で数倍になることもありますが、そうしたことはめったにないものです。

それよりも、なるべくリスクを抑えて、コツコツと利益を積み重ねていくことのほうが堅実です。

また、元手は余裕資金、すなわち生活資金以外のお金で行いましょう。生活資金までつぎ込んでしまえば、損をしてしまうと生きていくのに必要なお金までなくなってしまうからです。

余裕資金であれば、多少の損失が出てしまっても、節約したりすることで補うことができるでしょう。

また、株式投資で成果を出すためには、心の余裕も必要です。例えば信用取引でレバレッジを最大にかけて(約3倍)ポジションを持ってしまえば、見込みに反して株価が下がったときに大きな損失になってしまいます。

そういう危険があると、人間の頭はどうしても冷静さを失ってしまいます。その結果、変なところで買ってしまったりして、さらに損が広がってしまうのです。

つまり、お金に余裕を持つことで心にも余裕ができ、冷静なトレードができるということです。

スポンサード リンク


ポートフォリオ

株のリスクを減らす一つの方法として、ポートフォリオ(分散投資)があります。分散投資といっても株や債券、通貨、商品などいろいろな金融商品を組み合わせるやり方もありますが、ここでは株式のみの分散投資をご紹介します。

例えば、日本株を買うのでも、銘柄や業種、時間を分散するという方法があります。

まず銘柄の分散ですが、トヨタ自動車だけでなく日産やホンダも買うという感じです。こうすれば、仮にトヨタが倒産(ということはまずないですが)して株価が0になってしまっても、日産やホンダは大丈夫ということになります。

ただ、同業種で分散しても、その業界自体が不振になってしまえば、どの銘柄にも損が出てしまうでしょう。上の例では自動車業界です。

そこで、業種を分散させるほうがよいです。トヨタ自動車と三菱地所、ヤクルトというような感じです。これなら、業種がばらばらなので、一つの業種が不振でも他は関係ないので、すべての銘柄が下がる危険性を減らせます。

スポンサード リンク


業種分散の例

この業種の分散については、あえて逆の動きをする銘柄を組み合わせるという方法もあります。例えば外需を取り込む企業と内需(日本国内の需要)型の企業というやり方です。

外需型といえば、一例として自動車株がそうです。国内のみならず海外でも自動車を販売しているからです。一方内需型の例としては、建設株などが代表です。

ただ、最近は多くの企業が市場を求めて海外に展開していますので、外需・内需の区別はあいまいです。

このように分散すれば、外需が不振でも内需が頑張っているのである程度リスクヘッジできるというわけです。

他にも、不況に強い銘柄と弱い銘柄を組み合わせるなどのやり方があります。


リスクヘッジ

これらの分散運用のやり方は、「卵を一つのかごに入れるな」という考えです。一つのかごに卵をたくさん入れておいたら、転んで全部割れたということになってしまうからです。

もう一つ、時間の分散というのは、同じ株を買うのでも、いっぺんにまとめて買うのではなく、時間をずらして買うわけです。例えば当サイトでご紹介しているドルコスト平均法は、(当サイトのやり方では)毎月1回株を買い、数年に分けてそれを行います。

こうすれば、株価の高いところでいっぺんに買ってしまったということがなくなるのです。

最後に市場の分散という方法があります。安定感のある東証一部の銘柄と、将来大きく成長する可能性がある新興市場の銘柄を買うというやり方です。


完璧ではない

あるいはもっと本格的なやり方もあります。日本株と外国株に分けるのです。こうすれば、日本で株安のときでも、他の国にも分散しているのでダメージを被りにくかったり、外国は景気がよくて日本株の不振を外国株の値上がりで相殺できることもあるでしょう。

このようにポートフォリオ運用はリスク軽減になかなか効果があると思います。ただ、私は分散投資は行なっていません。株式投資をするときでも、1つかせいぜい数個の銘柄を売買するだけです。

なぜかと言えば、私は銘柄を買う時にその安全性をチェックしており、財務のよい銘柄しか扱わないからです。そのため、倒産や上場廃止のリスクはまずありませんし、買ったあとに株価が下がれば損切りするからです。

逆に、ポートフォリオも決して万能ではありません。日本株と外国株に分けていても、世界同時株安になれば損が大きくなります。日本株を複数業種に分けて買っていても、日本株が低調になればやはり損失がそれぞれに出てしまいます。

結局のところ、投資には無数のやり方があり、どれを選ぶかはその投資家の好みで決めるしかありません。

ただ、上手な銘柄の組み合わせをして、さらに国内外の債券やコモディティ(商品)、不動産投資信託(REIT)なども含めたポートフォリオを構築すれば、これからの先が見えない世界を生き抜くのに有効だと思います。

Pocket

サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)