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株価と為替との関係

株価と為替との関係

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この記事を書いている10年9月現在、1ドル=85円前後と、かなりの円高になっています。

そして同時に、日経平均株価は低迷しています。

為替レートと株価はどのように関係しているのでしょうか。実は、密接なつながりがあります。

円高になるということは、円が他国の通貨に比べて信頼性が高い、と認めてもらっていることです。その意味では、悪いことではありません。

ただ、輸出企業にとっては、円安の方が自社の経営にとって有利なのです。

例えば、1971年までは、円は1ドル=360円という固定相場でした。ということは、企業が製品を輸出して仮に1万ドルを稼いだとすると、それは360万円の価値があったのです。

ところが、現在のような変動相場制に移行してからは、今回のような円高にもなります。仮に1ドル=80円だとすると、1万ドル稼いでも、それは80万円にしかならないのです。

なお、ここでは日本のインフレなどは考慮しないものとします。そうすると、同じ1万ドルを稼いでも、その価値がまったく違ってしまうのです。先ほどの例ですと、4倍強の差があります。

つまり、円安の方が、輸出企業にとっては実質的な利益が増えるため、有利なのです。

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そして日本企業は多くを輸出によって稼いでいます。そのため、円高になってしまうと、多くの企業にとって利益が目減りしてしまうので、株価も下がってしまうことが多いというわけです。

最近の日本経済新聞の記事によると、日本企業の想定している為替レートは95円程度(確かな数字ではありません)だったと思います。

ということは、85円でもかなり想定外の円高になってしまっているというわけです。

こうして、円高になりすぎると経済に悪影響が出るため、先日政府が為替介入を数年ぶりに行いました。今回の為替介入は、円を売ってドルを買うという方法で行われました。

こうしたわけで、一般に円高になると株価が下がりやすいといわれています。

一方、輸入企業にとっては材料などを安く仕入れることができます。そのため、円高還元セールなどが行われることもあります。

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