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必ず当たる?株価の予言のトリック

必ず当たる?株価の予言のトリック

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みなさんは、株価が上がるか下がるかを必ず的中させられる(当てる)株式評論家や証券会社、投資顧問会社などがあったとしたらどう思いますか? 

私ならすぐにでもその評論家の弟子になります(笑)。もちろん、私は予言とか占いとかは一切信じていません。

ただ、株の世界には株価の未来を必ず当てられる予言があるのです。けっこう有名な話ですが、面白いので紹介します。

まず、例えばある株式評論家に、100人の顧客がいるとします。

そして評論家は、顧客の半分である50人に、「何々という銘柄はこれから上がります」といいます。また、残り50人には、さきほどの銘柄がこれから下がりますといいます。

大事なのは、顧客一人一人にこっそりとアドバイスするのであって、他の顧客にはどんなアドバイスをしているかを知られないことです。

そうすると、株は上がるか下がるかしかありません。先ほどの銘柄の株価が上がったとします。そうすると、上がると伝えた顧客50人にとっては、みごと予言が的中したことになります。

一方、下がるといわれた50人の顧客は、「何だ、当たらないじゃないか。いんちき(インチキ)だな」と思ってその評論家の客を止めるでしょう。

その結果、評論家の下には、予言が的中したと思っている顧客が50人残っていることになります。

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今度はこの50人に、同じことをします。25人にはある銘柄の株価が上がるといい、残り25人には株価が下がるといいます。

今度は株が下がったとします。株価が上がるといわれた客はアドバイスが外れたので、これはいんちきだと思って客を止めるでしょう。

あるいは1度目のアドバイスは当たっているので、評論家を信じ続ける人もいるかもしれませんが、一応25人全員が客をやめるとします。

一方、株価が下がると言われた客にとっては、またも予言が的中したわけです。2回もずばり予言が当たっているのですから、客を続けるでしょう。


続けて当たった客は信じ続ける

この時点で、25人の顧客が残っていることになります。

次は、この25人にまた同じことをします。25人の半分(割り切れないので12人とします)に株が上がるといい、残り13人に株が下がるといいます。

株価が上がったとします。上がるといわれた12人の客は3回も予言が的中したので、おそらくこの評論家のことを強く信じるでしょう。

一方、株が下がるといわれた客は全員が評論家の客をやめるとします。

次も同様です。残った12人の客の半分、6人に株が上がるといい、6人に株が下がるといいます。

そして株が下がったとします。株が下がるといわれた6人にとっては、4回もぴたりと予言が的中したのですから、おそらく一生この評論家についていくと思っているでしょう(笑)。

株が上がるといわれた残りの6人が全員客をやめたとしても、この評論家を強く信じてくれる客が6人もいるわけです。今後、評論家のアドバイスが少しぐらい外れても、この6人は評論家を信じ続けてくれるでしょう。

それどころか、この6人は「必ず当たる株の先生がいる」といって他の客を集めてくれるかもしれません。

このようにして、この評論家は見事予言(?)を100パーセント的中させたというわけです。

こうしたトリックに引っかからないようにご注意ください。必ず株式相場の先行きを見通せる人物などいないはずです。世界的投資家のウォーレン・バフェットでも、ジョージ・ソロスでも百発百中ということはあり得ません。

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