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日本生命の逆ざやが解消の見込み

日本生命の逆ざやが解消の見込み

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(読売新聞10/10/19から引用)
日本生命保険が2011年3月期に、契約者に約束した利回りよりも、実際の運用成績が低い「逆ざや」の状態を解消できる見通しとなったことが18日、明らかになった。

逆ざやが解消すれば、08年3月期以来3年ぶりだ。日生は08年秋のリーマン・ショック以降、据え置いていた契約者配当を増やすことも検討する方針だ。

預かった資産を分散投資して高値で配当を得る運用が奏功した。

今年度上半期(4から9月)の世界的に金利が比較的高かった局面では、外国債券の配当収入が堅調で、外国株を中心とした投資信託等の配当も貢献した。

11年3月期に運用実績が予定利率を上回る「順ざや」の規模は150億円程度と見込まれる。

一方、第一生命保険や明治安田生命保険、住友生命保険は逆ざやが続く見通しだ。

金利が低迷している中で、国債などの安全資産を中心に運用しているためだ。日生も超低金利が数年間続けば、再び逆ざやに転じる可能性がある。(引用終わり)

保険会社は、加入者から集めた保険料を、債券や株式などで運用しています。そのため、保険会社は機関投資家なのです。

なぜ運用するのかといえば、運用益が出れば、その分保険料を安くできるからです。この運用益を見込んで保険料を割り引く率を、予定利率といいます。
参考:保険料はこうやって決まっている

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分散投資の実例

さて、この運用利回りが予定利率よりも低くなってしまうことが逆ざやです。

逆に、運用利回りが予定利率を上回ることを順ざやと呼びます。

順ざやの場合、配当が出る契約の保険では、利差配当が出ます。記事にある配当というのはこれのことでしょう。

このように逆ざやが解消されることは、保険会社にとっても加入者にとってもうれしいことですね。

さて、どうして日本生命は逆ざやを解消できたのでしょうか。記事によると、分散投資で高値の配当を得ることができたそうです。

具体的には、外国債券の配当や、外国株中心の投資信託からの配当がよかったようです。

リーマン・ショックのときは世界同時株安になってしまいましたから、ポートフォリオを作って例えば日本株と外国株、日本債券と外国債券と分散していたとしても、少なくとも株の部分では打撃は大きかったはずです。

その後、日本株はまだあまり株価が上がっていませんが、外国株はもっと戻ってきています。配当に加えて、それもよかったのではないでしょうか。

こうして見ると、もしポートフォリオを作って分散投資をするなら、やはり株と債券などに、あるいは日本と外国というように分散させた方がよいといえるでしょう。

逆ざやが続いている会社は、国債などを中心に運用しているようです。ただでさえ日本国債は金利が低いですから、厳しいところですね。

引用記事最後の、超低金利が続けば、日生も再び逆ざやになるかもしれないという部分について。これは、そうなれば国債による収入が減るからでしょう。

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