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東証がETNの上場を解禁、証券会社が個別株オプション取引に参入

東証がETNの上場を解禁、証券会社が個別株オプション取引に参入

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(日本経済新聞11/1/29から引用)
東京証券取引所は個人投資家を呼び込んで市場活性化を狙う取り組みを本格化する。(中略)海外株などの指数に連動する新型証券の上場を4月をメドに解禁すると正式に発表。
さらに複数のオンライン証券が、東証に上場されているデリバティブ(金融派生商品)の個人向け販売を始めると明らかにした。
新型商品はETN(上場投資証券)と呼ばれ、海外株や貴金属などの指数に価格が連動する。
上場投資信託(ETF)と似ているが、現物資産の裏付けが必要ないのが特徴だ。東証は「管理コストが安く、現物の購入が難しいレアメタルなどにも投資できる」(上場推進室)として個人投資家による売買拡大に期待をかけている。
オンライン証券が算入するのは個別株オプションと呼ばれるデリバティブ。ある銘柄を将来的に売買する権利を取引する仕組みで、6月にかけてオンライン最大手のSBI証券やカブドットコム証券などが取り扱いを始める。
株式売買と組み合わせれば、株価下落による損失を抑えられる利点がある。これまで国内では個人向けには販売されていなかった。
このほか、日本国債や東証株価指数の先物取引などもオンライン各社が個人向け販売を始める。

最近は東京証券取引所の国際的地位が下がっていると言われます。原因を考えると、新興国の取引所の台頭、言葉の壁(日本企業や取引所の英語への対応が不十分)、日本経済が上向かず株価も上がらないといったものがあるでしょう。

しかし東証も手をこまねいているわけではなく、売買の処理能力を高めた新システム「アローヘッド」を導入したりしています。

ちなみに先日の東日本大震災で東証の売買高が急増し、新システムにしていなかったら処理が追いついていなかっただろうということです。

そして、東証が新たにETNという新型証券の上場を解禁するそうです。これももちろん売買を活性化させるためです。

ETNについては初めて耳にしましたが、現物の裏付けのないETFという感じなんですね。私は金地金のETFなどには以前から興味がありました。

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それにしても、このETNは現物の裏付けがないということで、大丈夫なんだろうかという疑問もあります。そこで東証のホームページで調べたところ、やはり信用リスクがあるようです。

一方で、金融機関が指数で連動する価格での売買を保証することで、信用性を担保しています。ということはそんなに心配しなくてもよさそうですね。
参考:東証の解説ページ

例えば金のETFですと、現物の裏付けがあるので、ETFを買うということは金の現物を買うのとほぼ同じといえます。


現物の裏付けはない

一方、ETNですと現物の裏付けがないので、本当に価格だけの価値がそのETNにあるのか、という疑問があるのです。しかし、金融機関が商品指数などに価格を連動させて、その連動した価格での売買を保証するわけですから、心配要らないでしょう。

そして、現物を管理するコストが不要なので、ETFよりもコストを抑えられます。商品を設計・上場するのも容易です。なかなか魅力的だと思います。

次にオンライン証券が個別株オプションに参入という点について。オプション取引は私は利用したことがありませんが、損失を限定できるという意味で魅力的だと思います。

ただ、オプションはレバレッジを高くできます。東日本大震災のときに株が暴落しましたが、そのときに投資家がオプション取引でレバレッジを高くしていたために損失を被り、証拠金を越える損失が出てしまったそうです。

そのため証券会社が債権を回収できず、証券会社に損失が発生しました。その後証券会社はレバレッジを低くしたり、一部の商品の売買を停止しました。

このようなこともあるのでレバレッジは控えめにされることをおすすめします。

国債や東証株価指数の先物取引などを利用できるようになるというのもうれしいですね。私は日本国債の先行きを危ぶんでいますが、先物を売買できればリスクヘッジに使えます。

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