コナカ デリバティブの損失が響いた
コナカです。紳士服販売で有名です。銘柄コードは7494。
株価は158円で、100株単位です。少額で買えますね。
配当利回りは3.16%。かなり高いです。配当はここ数年、安定してされています。
日本経済新聞10/10/8の低PBRランキングに入っていました。PBRは0.13とすごく安いです。これだけ安いと、その理由を知りたいものです。
09年9月期の単独決算では、経常利益が約9億円の赤字です。ところが、当期利益では66億円あまりの赤字となっています。つまり、本業以外で大きな損失が出たのです。
どうも、主に連結子会社でデリバティブの評価損が大きくなってしまったことなどが原因のようですね。為替の変動でそうなったようです。
確かに、以前複数の会社でデリバティブ等による損失が大きく出てしまったことがありました。
このデリバティブがどういったものかと調べたところ、「コナカ、デリバティブで評価損94億=急激な円高で」という情報が見つかりました。
為替ヘッジのためのスワップ取引とオプション取引だったようですが、それにしても額が大きすぎますね。レバレッジを掛けていたのでしょうか。
大きな会社でもこうした運用失敗が目につきますが、別にデリバティブそのものが危ないわけではありません。例えばオプション取引は損失限定のための本来は安全性の高いものです。
(追記:企業がデリバティブを利用して大きな損失を被った件については、一部の銀行が説明の不十分なまま、企業に不利な設計をしたデリバティブを販売したという話もあるようです。)
さて、09年9月期の当期利益が76億円あまりの赤字になってしまったコナカですが、自己資本比率も07年の71.4から48.2%まで落ちてしまいました。
とはいえ、約50%ですから財務の安全性は今のところ高めだといえます。また、自己資本の額も約381億円あります。DEレシオも1倍未満です。
これらを考えると、財務をそんなに心配する必要はないと思います。
チャートを見ますと、急激な株価下落で26週平均線から大きく乖離しています。上記のように当面の財務はそんなに心配ないと思いますので、ダブル平均法で買い始めるのも一案だと思います。
ただし、今後の決算と、自己資本比率の変化などは注視する必要があるでしょう。ダブル平均法を使う際でも、損切りの準備は(いつでもそうですが)必要です。
結論は、PBRがすごく低く、割安という点ではこれ以上ないほどです。そして財務も決して悪くはありません。
11/10/5追記:この記事を書いた時が株価の底になりました。11年2月に520円まで上昇したので、上昇率は229%です!
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