ホーム » PBRシンプル法 »

PBRシンプル法の具体的な方法 銘柄選び、買うタイミングなど

PBRシンプル法の具体的な方法 銘柄選び、買うタイミングなど

スポンサード リンク

Pocket

それではPBRシンプル法の具体的な実践方法です。


○銘柄選び

財務の安定した銘柄を一つ選びます。このとき、東証1部(または出来高の多い大証一部)の銘柄に限定することが重要です。

なお、銘柄の選定基準はドルコスト平均法と同じですので、そちらをご覧下さい。

なお、シンプル法ではPBR1以下の銘柄しか売買しません。

そこで、銘柄を選ぶときに、証券会社などの提供しているスクリーニング(条件に合った銘柄を検索する機能)を利用して、PBR1以下という条件をつけると選びやすいです。

スクリーニングの一例として、新光総合研究所のスクリーニングをご紹介しておきます。このサービスは無料で使うことができます。ここでPBRを1以下という条件をつけるには、PBRの欄の最大値を1にすればよいです。

また、例えばSBI証券では、口座を開設すれば無料でスクリーニングを利用できます。

ここまでで、財務の安定した、かつPBR1以下の銘柄の候補がいくつか上がりました。ドルコスト平均法の銘柄選びでは、自己資本比率50パーセント以上の銘柄をおすすめしているからです。

あとは、その中から資金の額などと相談して一つ、銘柄を選んでください。

その際に、なるべく売買単位あたりの金額がなるべく安い銘柄の方が売買しやすいです。例えば、資金が100万円で、1売買単位が10万円の銘柄と50万円の銘柄とがあったら、10万円の銘柄を選んだ方がよいです。

なぜなら、シンプル法では株を数回に分けて売買するのですが、前記の50万円の銘柄では額が大きいので細かく分割できないからです。

スポンサード リンク


○PBRの低い銘柄を選ぶ

スクリーニングなどを使って銘柄を一つに絞るときに、いくつかの候補が出て迷うときには、その中でPBRの一番低い銘柄を選ぶようにすると効果的です。

例えばAという株とBという株があって、両方とも財務が安定している場合、AのPBRが0.9、BのPBRが0.6だったらBを選ぶようにします。

もちろん、Bの財務が安定していることが大前提です。そのため、PBRが0.6だけど自己資本比率が10パーセント、というのはいけません。


○分割して買う

銘柄が決まったら、いよいよ株を買い付けます。

シンプル法では、その時のPBRによって次のように分割して買っていきます。

PBRが0.8を超えて、1以下のとき :資金の1/6(6分の1)
PBRが0.8以下になったとき     :資金の2/6
PBRが0.6以下になったとき     :資金の3/6

これだけではわかりにくいので詳しくご説明します。

まず、資金のことですが、資金を6で割った額に上記の分子を掛けます(レバレッジ1倍のとき)。

例えば240万円の資金の場合、PBRが0.8以下になったときには資金を6で割った額(40万円)に分子の2を掛けます。つまり240万円×2/6=80万円分、株を買います。

同様に、0.6以下になったときには120万円分、株を買います(端数は切り捨てます)。


○買い始め

はじめてシンプル法を実践するときには、次のようにします。まず、シンプル法を始める日が10月1日だとします。銘柄を決めたら、その銘柄の現在のPBRをチェックします。

そして、その時(10/1の終値)のPBRが例えば0.85でしたら、「PBRが0.8を超えて、1以下のとき」に当てはまるので、240万円の資金でしたら40万円分、株を買います。

もしその時のPBRが0.8だったら、「PBRが0.8以下になったとき」に当てはまるので、80万円分、株を買います。PBR=0.8のときも「以下」に含まれます。

同じように、その時のPBRが0.58だったら、「PBRが0.6以下になったとき」に該当するので、 120万円分、株を買います。

具体的には翌日=10/2(10/2が市場の営業日でないときは、翌営業日)の朝9時までに成行で注文を出します。こうすると、10/2の寄り付きの値段で株を買えます。


○利益確定の方法

株を買った後は、毎日株価をチェックします。できれば記録してください。チェックするのは終値だけで十分です。

株を買った後、株価がある程度上がれば利益確定の売り手じまい(手仕舞い)をします。

利益確定の売りは、株を買った値段(分割して買ったときは平均値)から50パーセント以上株価が上がったときに全株を売ります。

具体例として、架空の「いぬはち」という銘柄を買ったとします。いぬはちの売買単位は1株です。資金は240万円です。

さて、はじめていぬはちを買ったとき、PBRは0.8でしたので、40万円分買いました。そのときのいぬはちの株価は10000円です。つまり、40単位の株を買ったことになります。

その後、めでたくいぬはちの株価が上がり、12000円になったとします。この場合、まだ20パーセントしか上昇していないので、利益確定売りはしません。持ち続けます。

その後、いぬはちの株価が15000円になりました。利益確定売りの基準を満たすので、全株(40株)を売ります。

具体的には、例えば11/5の終値が15000円だったとします。買い始めのときと同じく、翌日の11/6(翌日が市場の営業日でないときは、翌営業日)の朝9時までに成行で注文を出します。

利益確定をすれば取引は終了です。具体例では5000円×40=200,000円の利益です。

その後は、ふたたびいぬはちの株価が下がってPBRが1以下になるのを待つか、別のPBR1以下の銘柄を探すことになります。


○空売りは使わない

シンプル法では、ダブル平均法と異なり、空売りを使う方法は用意していません。

なぜなら、PBRだけで空売りを使うのは難しいからです。PBR1以下なら割安といえますが、PBRが3倍なら割高なのか、それとも5倍なら割高なのか、と考えていくと、PBRだけで割高を判断するのは難しいのです。


○買い増しと損切り

シンプル法では、買い始めを含めて最大3回、分割して株を買います。

まず、買い始めの基準をもう一度掲載しておきます。
PBRが0.8を超えて、1以下のとき :資金の1/6(6分の1)
PBRが0.8以下になったとき     :資金の2/6
PBRが0.6以下になったとき     :資金の3/6

この基準に従って株を買った後、株価がある程度上がれば利益確定をして取引終了です。

一方、株を買った後、株価が下がってしまった場合、買い増しをします。

まず、持っている銘柄の終値でのPBRを毎日チェックします。ヤフーファイナンスなどでチェックできます。そしてできれば記録します。

次に、買い始め時点でのPBRによって、3通りに分かれます。

1)
買い始め時点でのPBRが0.8を超えて、1以下だった場合。その後PBRが0.8以下になった場合、資金の2/6だけ、株を新たに買います。

具体的にはPBRが0.8以下になった日の翌日の朝9時までに注文します。

この時点で資金の3/6だけ、株を持っていることになります。

その後、株価が50パーセント以上上がれば利益確定売りをします。取引終了です。

一方、さらに株価が下がって(=PBRが下がって)PBRが0.6以下になったら、さらに株を資金の3/6分、買い増します。この時点で資金全部で株を買っていることになります。

その後、株価が50パーセント以上上がれば利益確定売りをして取引終了です。

一方、その後さらに株価が下がってしまったときは、損切りをします。具体的には、PBRが0.55未満になったらすべての株を売り払います。

2)
買い始め時点でのPBRが0.6を超えて0.8以下だった場合。その後PBRが0.6以下になったときに資金の3/6だけ、買い増しをします。この時点で資金の5/6分の株を買っていることになります。

この場合、損切りは1と同じく、PBRが0.55未満になったらすべての株を売り払います。

3)
買い始め時点でのPBRが0.6以下だった場合は、買い増しはしません。この時点で資金の3/6分の株を買っていることになります。

そしてその後PBRが0.55未満になったらすべての株を売り払います(損切り)。

以上でシンプル法の実践方法は終わりです。


PBRがとても低い銘柄の場合

なお、これから買おうと思った銘柄が、PBRが0.55未満であることもあり得ます。この場合、上記の基本通りの方法では(PBR0.55未満になったら全株を売ってしまうルールのため)買い始めることができません。

その場合のために、PBRがかなり低い場合のための応用法をご用意しています。

Pocket

サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)