ホーム » PBRシンプル法 »

PBRシンプル法の効果の検証、安全に運用するには

PBRシンプル法の効果の検証、安全に運用するには

スポンサード リンク

Pocket

ここまでご紹介してきたPBRシンプル法ですが、本当に効果はあるのでしょうか。すなわち、本当に利益を出せるのでしょうか。検証してみます。

なお、シンプル法は私の考案した投資法ですが、自ら実践したものではありません。そのため、以下のデータは推測によるものであることをご了解ください。

まず、シンプル法ではPBRが0.55未満になると損切りをします。損切りの場合には当然、損失が出ます。その場合、損失はどれくらいでしょうか。

例として、架空の銘柄であるいぬはち株(売買単位1株)で考えてみます。いぬはちはPBR1のときに株価が1万円だとします。そして、買い始めのときのPBRも1とします。

まず、PBR1で資金の1/6だけいぬはちを買いました。その後、株価とPBRが下がり、PBR0.8(株価は8000円)の時点で資金の2/6、PBR0.6(株価は6000円)の時点で3/6分、いぬはち株を買い増しました。

なお、シンプル法では株価が安い=PBRが低いところで多く、株を買うように工夫しています。これはナンピン買い(難平買い)という相場のテクニック(技術)を応用したもので、平均購入株価を安くできます。

さて、上記の例では資金の全部で株を買いました。このときの購入平均株価は約7300円です。

その後、残念ながら株価が5500円を割り、損切りになってしまいました。結局、翌日の寄り付き値が5500円で株を全部売ったとします。

この場合、損失率は約0.75です。すなわち25パーセントの損失を出してしまったことになります。

この損失は大きいのですが、結論からいいますとシンプル法をある程度の期間、継続することで、この損失を利益が上回ることになり、結果として収益をプラスにできます(ただし効果を保証するものではありません)。

スポンサード リンク


継続すると効果が出る

シンプル法を継続すれば、次第に総合的な損失を利益が上回るようになります。

このことを検証するために、シンプル法を行った場合に次のように仮定してみます。

1 資金の1/6で買い始めて、その後利益確定になる確率 :30パーセント

2 資金の1/6で買い始めた後、1回買い増ししてその後利益確定になる確率:20パーセント

3 資金の1/6で買い始めた後、2回買い増ししてその後利益確定になる確率:20パーセント

4 資金の1/6で買い始めた後、2回買い増ししてその後損切りになる確率:30パーセント

4について、損切りになる確率を30パーセントと仮定しましたが、おそらく実際には損切りになる確率はもっと低いと思います。

なぜなら、シンプル法では財務が安定している銘柄を、PBRが1以下という割安な値段で買っています。そして財務の安定した銘柄がPBR0.55未満という割安すぎる水準まで売られることは少ないからです。

しかしここでは、30パーセントという高めの確率で損切りになっても長期的には利益を出せるということを実証するために、あえて厳しい確率を当てました。

次に、各ケースでどれだけの損益になるかを計算してみます。

1の場合、資金の1/6の株を持っていて、それを50パーセント値上がりしたところで売却します。そしてそれが3/10の確率で起きるので、
 1/6×50×3/10=2.5パーセント

おなじように計算すると、
2の場合 3/6×50×2/10=5パーセント
3の場合 6/6×50×2/10=10パーセント
4の場合 6/6×(-25)×3/10=-7.5パーセント

これらを合計すると、10パーセントとなります。すなわち、ある程度の期間シンプル法を実践すれば、取引1回(買い始めから損切りか利益確定まで)ごとの利益率が、プラス10パーセントということです(平均)。

つまり、仮に1年に2取引すれば、平均20パーセント/年の利回りを上げられる計算になるのです(税と手数料は除外)。

なお、ここではPBR1の時点で買い始めたケースのみを考えています。実際にはPBRが0.8などの時点で買い始めるケースもあり、その場合には持株が少なくなるので利益は減りますが、損切りになったときの損失も同様に減ります。

そうなると、持株が少なくなる分、全体の利益率が少し減るはずですが、計算を単純にするために、ここではPBR1の時点で買い始めたケースのみを取り上げました。

そこで、実際には上記の平均20パーセントという利回りは少し減る可能性もあります。

それにしても、年に数パーセントから20パーセントくらいの利回りは見込めるということになります。この利回りはあくまでも平均で、毎年プラスになるわけではありませんが、この利回りはなかなか魅力的ではないでしょうか。


損失を減らして安全に運用する方法

シンプル法はある程度の期間継続することで、トータルの利回りをプラスにできる投資法です。

しかし、一方でシンプル法はレバレッジ1倍の場合、損切り1回ごとに約25パーセントの損失を出してしまいます。

もちろん、それでも続けていくうちに確率の揺らぎが平準化されて、損するときもあれば利益の出るときもあるようになり、利回りはプラスになります。

しかし、そうなるまでに損切りが続くと、資金が大きく減ってしまって、投資を続けられなくなる可能性もあります。

そこで、特にシンプル法をはじめたての頃は、大きく損をしないように、レバレッジを低くする方法と、応用法を両方とも採用することをおすすめします。

このようにして損失を少なくすれば、シンプル法を続けることができます。続けることができれば、だんだんと利益が損失を上回ってトータルの利回りをプラスにできる(理論上は)のです。

Pocket

サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)