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PBRがかなり低い場合の応用法

PBRがかなり低い場合の応用法

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○PBRがすごく低い銘柄が買えない

PBRシンプル法の原則では、PBRが0.55未満になると、すべての持ち株を損切りして売ってしまいます。

これは、自己資本比率が50%以上のような財務安全性の高い銘柄では、そこまでPBRが下がることはまずないと考えたからです。

しかし、相場が低調なときなどには、銘柄全体のPBRが下がり、安全な銘柄であってもPBRがかなり低くなることもあります。

そこで、そうした場合のための買い方の応用法をご紹介します。

例えば、PBRが0.4倍とかなり低いのですが、自己資本比率が50%以上で財務が健全な銘柄を発見したとします。

このとき、シンプル法の原則どおりだと、買い始めることができません。なぜなら、原則ではPBRが0.55未満になれば、その銘柄をすべて売ってしまうからです(損切り)。

しかし、財務内容がよいのであれば、PBRがかなり低くても問題がありません。かえって安い値段でその銘柄を買うことができます。

そこで、買い始めと買い増しを以下のように変更します。

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○買い始め

1)その銘柄を買うと決めた日の株価の終値をチェックします。PBRも同時にチェックします。

2)PBRが例えば0.4なら、資金の1/6分をその翌日の寄り付きに、成行注文で買い付けます。

例えば資金が240万円なら、40万円分の株を買います。

その後、その銘柄の株価が上昇すれば、原則どおり買った時の株価×1.5倍になった時点で、利益確定の売りをします。取引終了です。

もし、買ったあとに株価が下がれば、買い増しをします。


○買い増し

買い増しは、以下のように行ないます。

1)株を買い始めた時のPBR(上の例では0.4)から2割下がったところで1回目の買い増しをします。

上記の例では、終値がPBRが0.4×0.8=0.32になったら、その翌日に買い増しをします。

買う量は、資金の2/6です。

その後、株価が上がれば、原則どおり利益確定の売りをします。

2)株を買い始めた時のPBRから4割下がったところで、2回目の買い増しをします。

上記の例では、PBRが0.4×0.6=0.24になったら、その翌日に買増します。

買う量は、資金の3/6です。これで資金の全てで株を買ったことになります。

その後、株価が上がればおなじく売り手仕舞いをして終了です。2回目の買い増しの後、株価が下がれば、損切りをします。


○損切り

株を買い始めた時のPBR(上の例では0.4)から4割5分(45%)を超えて株価が下落したら、仕方なく損切りをします。具体的には、すべての持ち株を翌日の寄り付きで売ります。

上記の例では、PBRが0.4×0.55=0.22未満になったら、損切りをします。0.22のときは未満になっていないので、損切りはしません。


○安全な銘柄なら、低いPBRは歓迎

前述のように、自己資本比率が高い銘柄なら、割安に放置されて株価が安いのは歓迎すべきことです。買うチャンスです。

ただ、株式投資の世界に「絶対」はありませんから、例えば隠れた債務があるとか、短期間で急速に業績が悪化して経営ピンチになるということは絶無ではありません。

また、株価は気まぐれな動きをしますから、「もうこれ以上は株価が下がらないだろう」と思っても、そこからどんどん下がるということもありえます。

そのため、財務安全性が高い上にPBRがかなり低くても、倒産などをしてしまったり、さらにPBRが下がり続けるという不測の事態に備えるために、損切りはしなくてはいけません。

ただ、ただでさえ買い始める時のPBRが0.55より低いのですから、そこからさらに株価が45%以上も下がって損切りになるケースは、確率的にはかなり少ないはずです。

そのため、損を出す場合も少ないと思います。それでも念のため、PBRシンプル法を初めて間もない場合には、レバレッジを低めにして試してみることをおすすめします。

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