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松井証券が信用取引でデイトレードに有利な同日決済を始める

松井証券が信用取引でデイトレードに有利な同日決済を始める

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(日本経済新聞11/8/26から引用)ネット証券大手の松井証券は10月から、手元資金の数倍の株を売買できる信用取引で、個人投資家の資金効率を高める国内初のサービスを始める。
証券会社に差し入れる保証金(担保)の仕組みを変更、取引成立の翌日以降でないと同じ担保を使えない現状を改め、1日に何度も株を売買できるようにする。
低迷する個人の投資意欲の回復につながれば、株式市場活性化を後押しできそうだ。
信用取引では投資家が担保を証券会社に差し入れたうえで現金や株券を借り、元手より大きい額の株を狩ったり、空売りしたりする。
リスクを取って大きな利益を狙う投資家が利用し、個人の株売買の6割を占める。
現状では売買が成立(約定)しても実際に株を受け渡し(決済)するまでにタイムラグがあり、約定の翌日でないと担保を新たな取引に使えない。
1日に何度も売買したい投資家は、取引ごとに別の担保を差し入れる必要があった。
松井は大阪証券取引所と提携し、大証のシステムを活用して約定と同時に決済も完了する仕組みを構築。専用口座を開けば個人が担保を一日に何度でも使えるようにした。
金融庁から法律上問題ないとの確認を得た。
対象銘柄はトヨタ自動車など主要50銘柄。売買手数料は信用取引を無料にするほか、一定金額での現物取引も手数料をゼロに設定する。
新サービスでも、株価の予想が外れて損失を抱えれば、追加の担保の差し入れや、取引の強制決済を求められる可能性がある。

これは株式でのデイトレーダーにとっては大きなニュースだと思います。

ちなみに私も昔は株でデイトレードを少ししていましたが、一日中パソコンに張り付いているのが大変なので今はやっていません。

株式投資には現物取引と信用取引とがあります。信用取引は、手元資金の約3倍までレバレッジを掛けられたり、空売りをすることができます。

私も信用取引はよく利用しています。

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不便だった担保の扱い

さて、株のデイトレードではこれまで、現物取引では一日に同じ担保で何回も取引することができました。

一方、信用取引ではそれができなかったので、投資家は不便でした。

例えば、200万円の保証金(担保)で100万円の空売りをしたとします。そしてデイトレードですからその日のうちに決済しますが、そうするとその100万円分の担保はもうその日のうちに使えないのです。

すると、残りの担保は100万円ですから、もう一度100万円分の空売りをすれば、もうその日は担保がないので信用取引ができなかったのです。

その点、今回の松井証券のサービスは、上記の例で最初の100万円の取引を決済すれば、再びその100万円を担保として使えるのです。

つまり、何度でも同じ担保でデイトレードをくり返せるのです。そのため、デイトレーダーにとっては非常に信用取引がやりやすくなります。


売買の6割を占める信用取引

それにしても、個人投資家の売買の6割を信用取引が占めるとは驚きでした。信用取引は専用の口座を開設するなど手間がかかりますし、利子や逆日歩(ぎゃくひぶ)などのコストも必要です。

そのため、もっと利用が少ないかと思っていました。おそらく、レバレッジを掛けられるので信用取引のシェアが大きくなるのも一因でしょう。

松井は大証と提携してこの仕組みを作り出したそうです。金融庁のお墨付きもあります。

株の信用取引はレバレッジが約3倍ですから他の商品先物とか日経225先物、オプション、CFDなどの金融商品に比べれば倍率は低いです。

加えてデイトレは小幅な値動きで決済します。

そのため、株のデイトレはそんなにハイリスクではなく、上手く行けば利益を増やすこともできるでしょう。

デイトレーダーにとってはよいニュースだと思います。

他の証券会社も同様のサービスを導入するかもしれません。(11/10/18追記:このサービスは松井証券が特許をとっているので、他の証券会社は真似できないようです)

このサービスによって、取引所と証券会社にとっては売買が増えて手数料収入を増やせるでしょうし、投資家にとっても流動性が高まって売買しやすくなります。

もちろん、信用取引は現物取引よりもリスクが高くなることがありますし、損失が膨らめば追証(おいしょう。追加担保を差し入れること)を求められたり強制決済されます。その点は気をつけましょう。

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