ホーム » ニュース »

NECが社債を発行

NECが社債を発行

スポンサード リンク

Pocket

(日本経済新聞10/11/26から引用)NECは25日、普通社債500億円を発行すると発表した。5年債(300億円)と7年債(200億円)の2本で、払込期日はいずれも12月2日。
調達した資金は借入金返済のために発行したコマーシャルペーパー(CP)の償還資金に充当する。
5年債の表面利率は0.649パーセント、7年債が0.996パーセント。(中略)社債発行で長期負債の比率を高め、財務を安定させる狙いもある。

ちょっと古いニュースですが、NECが社債を発行したというものです。


社債のメリット

社債は償還期日まで持ち続ければ、元本+利息が得られますから、安全性の比較的高い金融商品といえます。

また、普通預金や定期預金よりも利率が高いことがほとんどです。元本保証でない以上は当然ですが。

そのため、低金利時代に魅力を感じる投資家も多いと思います。

ただ、元本保証でないので、発行元の企業が倒産などしないように細心の注意をはらう必要があります。


財務をチェック

ここではNECの財務などをチェックしてみたいと思います。

銘柄コードは6701です。まずは単独決算を見てみましょう。09年3月期は業績不振で配当がない(無配)でしたが、10年は配当がされました。

無配であることは業績不振であることが多いので、要チェックです。同社は無配が続いていないので問題ないでしょう。

次に連結決算をチェックします。業績は同じく09年は大不振でしたが、10年は持ち直しました。

また、財務では10年は増資(資本金を増やすこと)や有利子負債の削減などの努力をしたようです。

その甲斐あって、自己資本比率が26.9パーセントになりました。だいたい平均が30パーセント前後と言われていますから、そう低くはありません。


あまり魅力を感じない

それでは(もう募集は終わってしまいましたが)NECの社債を買うべきだったかどうか、と聞かれますと、微妙なところです。

自己資本は7900億円あり、09年の約3000億円もの最終赤字が出ても当面は大丈夫でしょう。上記のように財務を改善している努力も伺えます(今回の社債発行もその一環です)。

また、10年3月期は約500億円の経常黒字を確保しているわけですし、当面財務の問題はないと思います。

ただ、7年物というのはちょっと長いので、買うなら5年の方がよかったと思います。

結論を言えば、社債を買ってもまず大丈夫、つまり償還される可能性が高いとは思います。ただ、利回りは0.6パーセントほどと高いとは言えません。

また、同じ社債を買うのでももっと財務安全性の高い企業もあるはずです。

そのため、私はNECの社債をあえておすすめはしません。

Pocket

サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)