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経済専門家が座談会で日本株の上昇を予測

経済専門家が座談会で日本株の上昇を予測

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(日本経済新聞12/6/13の要旨)株式専門家の間で日本株の今後の戻りを予想する声が増えてきた。

大和証券チーフストラテジストの成瀬順也氏とT&Dアセットマネジメント取締役執行役員チーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)のチャールズ・J・ヤン氏は、日本経済研究センターが主催した座談会で、海外情勢の好転などで年後半にかけて日経平均株価はゆるやかに上昇するとの予想を示した。

米国経済はどうか。成瀬:それほど景気減速を心配する必要はない。国内総生産(GDP)で2%程度の堅調な成長が続く。米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和第三弾(QE3)までは踏み込まないだろう。

中国景気は。ヤン:中国は消費者物価指数(CPI)上昇率が政府目標の4%前後を下回っている。経済が減速した場合でも金融緩和の余地がある。

為替相場の見通しは。ヤン:行き過ぎた円高は日本の製造業にとって問題だが、日本単独での為替介入はやりにくい。海外から容認されるような状況ではない。

成瀬:米国は年末の減税措置の期限切れなど「財政の崖」問題があるが、大統領選後に問題への対処が決まれば、そこから本格的なドル高・円安が始まるとみている。

国内景気の現状は。成瀬:足元はやや足踏み状態だが、経済指標には明るさが見える。来年になれば米国、中国の後押しもあり、成長率が高まってくるだろう。

今期の国内企業の業績をどうみる。成瀬:為替がやや円安に振れれば25%程度の増益になるが、現状の為替水準でも20%程度の増益だ。業績は回復傾向が続いている。

海外投資家の日本株に対する見方は。ヤン:日本株を買い増したいという声はあまり聞こえてこない。ガバナンス(企業統治)などの問題で、イメージがやや悪化している。

年末にかけて日経平均株価はどう動くか。成瀬:安値は8000円程度。17日のギリシャ選挙や19-20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の前後がそこだろう。

9月末には9500円。米国や中国経済の回復がはっきりする来年3月には11500円に上昇すると見ている。

個人投資家はどんな投資手法が有効か。成瀬:短期的な注目は中国のインフラ投資に関連した株。中長期では中国の消費に関連した株だ。

比較的安いものを中国で売るような、いわゆる「デフレ銘柄」が期待できる。次に米国での販売増が見込まれる自動車株だ。(要旨終わり)

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停滞する日本株

お二人の専門家が今後の経済予測や株価の動向について対談されたものです。株式投資をなさっている方に参考に鳴ると思います。

日経平均株価は、やっと1万円を回復したと思ったのですが、再び値下がりして8000円台になってしまいました。ただ、銘柄を眺めていても優良株でPBR1倍を割り込んでいるものがゴロゴロしているので、私には宝の山に見えます。

まずはギリシャのユーロ離脱についてですが、ヤン氏はそんなに心配するテーマではないとおっしゃっています。成瀬氏は、ギリシャ問題が解決しても、欧州問題への根本的な対策は打たれていないとおっしゃっています。

ユーロ圏がもし瓦解してしまえば、いわばユーロという共通通貨によって押し上げられていた各国の経済力のメッキがはがれてしまうわけです。これは世界経済に大きな打撃になります。

EUとしても、各国の財政を厳しくチェックする、財政を再建できない国には出ていってもらうという姿勢が必要でしょう。ギリシャでも巨額の債務が隠してあったことが問題を大きくしたわけですし。


アメリカ経済

アメリカは2%ほどの成長が続くそうです。大したものですね。この対談後にQE3は成瀬氏の言葉通り見送られました。追加緩和が行われないということはドルの金利が下がらない、ということは円とドルの金利差が変わらないということで、ドルが買われてドル円は80円前後になっています。

アメリカとしては追加緩和はいざというときのためにとっておきたいようです。

中国は景気刺激策を行なっているそうで、成瀬氏によれば今秋が中国経済の底になるそうです。中国の人民元と日本円の直接取引も開始されましたが、中国は今のところ国の債務も非常に少ないですし経済も好調ですから、私も元には興味があります。

成瀬氏が中国関連株をすすめておられるのも、中国経済の好調が続くという予想からです。

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為替相場

かなりの円高になっている為替相場について、ヤン氏は単独介入はしづらいだろうとおっしゃっています。実際、前回の単独介入時も外国に文句を言われました。

それだけでなく、為替介入の資金もかなり少なくなっているそうですから、積極的に行うのは難しいでしょう。ただ、アメリカが量的緩和を見送ったこと、ギリシャで財政緊縮派が選挙で勝ったことで円高が是正されてきたのはうれしいことです。

また、成瀬氏のおっしゃるようにドル高・円安が進めば、日本経済にとっては強い後押しになります。そうなれば低迷が続く日本株も株高になるはずです。

ヤン氏はガバナンスなどの問題で日本株は海外の株式投資家にイメージが悪化していると指摘しています。これは真剣に考えなければいけません。最近もオリンパスが巨額の借金を隠していました。株主を愚弄していると言わざるを得ません。

その後、議論は進んでいないようですが、監査法人に強い調査権限を与えるなどの対策が必要です。そうでなければ、日本株は海外投資家に買ってもらえないでしょう。

今後の株価については、成瀬氏は来年3月末には11500円まで日経平均が上がると予測しています。

もちろん予測ですから必ずそうなるとは限りませんが、アメリカや中国経済の好調、円高の是正などがあれば、そうなる可能性は十分にあると思います。

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