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7特別会計で1600億円が不要だった

7特別会計で1600億円が不要だった

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(読売新聞10/9/29から引用、抜粋)
厚生労働、農林水産、国土交通の3省が管理する7つの特別会計に2008年度、計約1600億円の不要な資金が繰り入れられていたことがわかった。会計検査院が今年の年次報告書で指摘する。

3省は年度途中で事業費に余りが生じると見込んだ場合でも、一般会計から断続的に入る資金を中断せず、当初予算全額を受け入れていた。

検査員は、「霞が関埋蔵金」と呼ばれる巨額の余剰金が生じる要因とみており、3省に厳しく注意を促す。

不要な資金の繰入れが見つかった特別会計は、厚労省(労働保険、年金)1190億円、農水省(食料安定供給、農業共済再保険、国有林野事業)410億円、国交省(社会資本整備事業、自動車安全)15億円。

(中略)一般会計から特別会計に入る資金の行方を調査した今回の会計検査院の調査は、「霞が関埋蔵金」と呼ばれる特別会計の剰余金や積立金問題の一端を指摘したものと言える。

一般会計から特別会計へは、国債の償還や地方交付税交付金、年金も含むため、毎年50兆円近い資金が注ぎ込まれている。

このうち数兆円を占める各省庁の事業経費は、当初見込みより予算が使われず剰余金が発生したケースでは、ほとんどが一般会計に戻されていないとみられる。

財務省によると、特別会計全体の2009年度決算では、約29兆8000億円の剰余金が出たうち、翌10年度予算で一般会計に戻されたのは1割以下の約2兆7000億円にすぎないという。

(引き続き引用)これは各省庁が「翌年度以降に支払いをする必要がある」「市場の状況で急に資金が必要になる」などとの理由で、特別会計に繰り込んでしまうからだ。

だが、検査院が今回、各特別会計を調べたところ、明らかに不要な抱え込みと見られるケースが少なくなかった。一度手にした予算は手放さないという役所の旧弊を改めて浮かび上がらせるもので、検査院幹部は「各省が必要性がないと明確に判断すれば、一般会計の支出を抑え、国債の発行も減らすことができる」と指摘している。

今年度政府予算の一般会計は、過去最悪の44兆3030億円の国債を発行しており、「借金漬け」とも言える状態だ。これに対し、特別会計にたまった資金は200兆円近くに上る。

省庁に求められるのは、不要不急の埋蔵金を減らす努力だろう。

特別会計とは:公共工事や年金の運用など、国の特定の事業に使う資金を管理するための会計。国の一般的な収支を管理する一般会計とは切り離されて運営されている。

2010年度の予算規模は、会計間などの資金のやりとりを除くと176.4兆円と、一般会計(92.3兆円)を大きく上回る。(引用終わり)

よくテレビで昔、「徳川の埋蔵金」などを山中で探す番組がやっていました。毎回、結局埋蔵金が見つからないというオチだったんですが、国の方では見つかったようです。

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普通に考えれば、その事業でお金が余っていれば、「もう要りませんから」と断るところでしょうが、霞が関のお役人たちはそんなことは毛頭考えないようです。まあ、予算と権益を手放すはずもありません。

それにしても、国の財政は巨額の累積赤字がある上に、さらに赤字国債を多く発行しています。つまり、借金がどんどん膨らんでいるのです。

そのため、国債発行額を減らすためにも、会計検査院にはびしびし無駄な特別会計がないかをチェックしてもらいたいものです。

余談ですが、会計検査院の無駄遣いがないかどうかは誰がチェックしているんでしょうか。内閣とかでしょうか。

それにしても、1600億円しか埋蔵金は出てこなかったんですね。Wikipediaによると、政府も特別会計の無駄を減らすように、一般会計に統合したり、独立行政法人化したりしているようです。

確か私が以前読んだ新聞記事には、埋蔵金はもうそんなには出てこないだろうと書かれており、埋蔵金頼みの予算編成は難しいと書かれていました。

そのため、私も今後どんどん埋蔵金が出てくるとは期待していませんが、やはり無駄な剰余金は一般会計に戻して、その分を国債の発行を減らすなどの財政再建にあててもらいたいです。


予算の無駄を省く必要

それから、以前から疑問に思っていたのですが、予算をどんどん取ってくるのが優秀な官僚という現状はどうにかできないでしょうか。これでは国が無駄な事業をやめるはずがありません。

民主党も事業仕分けをこれまでに2度、行ないました。その内容には賛否両論あり、また必要な事業を切り捨ててしまう弊害もあるでしょう。

ただ、やはり予算のムダを徹底的に省いていかないと、日本の財政は本当に危ないと思います。そのため、弊害をなるべく小さくするという前提で、事業仕分けにも期待します。

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